本日は研修を受講くださり、ありがとうございます。
このページは、「もっと分かりやすい解説を見たい・読みたい」「自分のペースでゆっくり復習したい」「著作権への理解をさらに深めたい」という方に、おすすめの動画・ウェブサイト・書籍を紹介しているリンク集です。
紹介の動画は現場目線の1本5~10分程度のコンパクトな内容ですので、肩の力をぬいてご視聴ください。
はじめに
こんなことありませんか?やりがちな著作権違反
先生と親が知っておくべき!子供がやりがちな著作権違反とその対策【SNSアイコン・学校作品】
保護者がやりがちな著作権違反(オンライン授業・行事配信・子どもの作品)
「イラスト フリー」で検索したから大丈夫?
学校ホームページ上の「学校だより」のイラストなんて学校関係者以外わざわざ見ないはず、なんて思ってませんか?どんなイラストが使われているのか意外に分かるんです!その探し方の一例を紹介します。
私(原口 直)の自己紹介
運営メディア「原口 直の一歩先ゆく音楽教育」(YouTubeチャンネル・ウェブサイト)
運営メディア「原口 直の学校著作権ナビ」(YouTubeチャンネル・ウェブサイト)
最近のニュース解説
▶Twitter→@makiba.work
▶Facebook→「原口直の学校著作権ナビ」「原口直の一歩先ゆく音楽教育」
著書の紹介:YouTubeで授業/学級経営やってみた! (2020年・東洋館出版社)
著作権の基礎
(使う・増やす・変えるには作った人に許諾必要)
【学校と著作権】なぜ教員が著作権を知る必要があるのかを解説します
学校での著作権
原則(作った人に許諾が必要)→職員会議・オンライン事業・行事配信など
例外(許可が不要な場合)→授業・行事・委員会・クラブや部活動など
学校での著作権の扱い(学習指導要領・教員採用試験・部活動)の変化
新しい学習指導要領(小学校は2020年度から/中学校は2021年度から/高校は2022年度から)には知的財産権や著作権・著作物・著作者に関する記述があります。
著作権の扱いは「学校の授業は例外」
著作権法第35条(学校その他の教育機関における複製等)の条文(抜粋):
「学校その他の教育機関において教育を担任する者及び授業を受ける者は、その授業の過程における利用に供することを目的とする場合には、その必要と認められる限度において、公表された著作物を複製し、若しくは公衆送信を行い、又は公表された著作物であって公衆送信されるものを受信装置を用いて公に伝達することができる。ただし、当該著作物の種類及び用途並びに当該複製の部数及び当該複製、公衆送信又は伝達の態様に照らし著作権者の利益を不当に害することとなる場合は、この限りではない。」
学校図書館と著作権
改正著作権法第 35 条運用指針(令和 3(2021)年度版)特別活動追補版の条文(抜粋):
(5)教育支援者、補助者等の行為について
教育を担任する者(教員等)から指示をうけた事務職員等の教育支援者及び補助者らが、学校内の設備を用いるなど学校の管理が及ぶ形で複製や公衆送信を行う場合、教員等の行為とする。
また、児童生徒等の求めに応じて、事務職員等の教育支援者及び補助者らが、学校内の設備を用いたりするなど、学校の管理が及ぶ形で複製や公衆送信を行う場合は、児童生徒の行為とする。
「【学校司書さんへ】学校著作権のキーパーソンにお願いしたい3つの役割」
お薦めのブックガイド
著作権ハンドブック :先生、勝手にコピーしちゃダメ(宮武久佳・大塚大著・東京書籍・2021年)
オンライン授業
補償金をSARTRAS(サートラス)へ支払うことで、オンライン授業やネットでの行事配信が可能となりました。
SARTRAS(授業目的公衆送信補償金等管理協会)
改正著作権法第35条運用指針(著作物の教育利用に関する関係者フォーラム)
SARTRAS(サートラス)・授業目的公衆送信補償金制度について
「【教員のための著作権解説】SARTRAS(授業目的公衆送信補償金等管理協会)とは?」
【オンライン授業・行事配信に不可欠】学校・自治体がSARTRASに補償金を支払済か確認する方法
授業目的公衆送信補償金で変わる授業!120円で広がる教育の可能性
著作権の授業実践
お薦めのブックガイド
小中学生のための初めて学ぶ著作権(岡本薫 著・朝日小学生新聞の選書シリーズ・2019年)
未来型サバイバル音楽論―USTREAM、twitterは何を変えたのか (津田大介・牧村 憲一 著・中公新書ラクレ・2010年)
著作権教育にお薦めのウェブサイト
子どもにとって身近な「漫画」や著作物の海賊版を題材にした著作権教育をする場合に、お薦めのウェブサイトを紹介します。
政府広報オンライン
CODA(一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構)
文化庁
よくある質問
その他、私宛てに先生から寄せられた質問にいくつか回答・解説している動画があります。ぜひご覧ください。
・本の書影を学校で使う場合に許諾が必要か?
・卒業生にわたす思い出DVDに音楽を挿入して良いか?
・本の読み聞かせ動画をサイトで共有して良いか?
生成AIについて
「生成AIを学校でどう教える?:子供たちに教えるべき3つのポイント」
「生成AI時代の読書感想文:見破る方法と新しい宿題アイデア」
おわりに
著作権を学ぶのに役立つウェブサイト・書籍を紹介します。
著作権を学ぶのに役立つお薦めウェブサイト
CRIC(著作権情報センター)
JASRAC(日本音楽著作権協会)
文化庁のサイト
これらのサイトの使い方、おすすめコンテンツは「教員と子どもにオススメの著作権学習サイト4選」という動画の中で解説しています。あわせてご覧ください。
著作権を学ぶのに役立つお薦めブックガイド
「学校に関わる著作権」「子ども・教員・保護者も学べる」という観点から、著作権を学ぶのに役立つ書籍を紹介します。
18歳の著作権入門 (福井健策 著・ちくまプリマー新書・2015年)
すべてのJ-POPはパクリである (マキタスポーツ 著・扶桑社文庫・2018年)
正しいコピペのすすめ――模倣、創造、著作権と私たち(宮武久佳 著・岩波ジュニア新書・2017年)
楽しく学べる「知財」入門 (稲穂健市 著講談社現代新書・2017年)