【葛飾区委員会さま専用】2024年11月研修「学校図書館と著作権」の資料リンク集
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本日は研修を受講くださり、ありがとうございます。
このページは、「もっと分かりやすい解説を見たい・読みたい」「自分のペースでゆっくり復習したい」「著作権への理解をさらに深めたい」という方に、おすすめの動画・ウェブサイト・書籍を紹介しているリンク集です。
紹介の動画は現場目線の1本5~10分程度のコンパクトな内容ですので、肩の力をぬいてご視聴ください。
はじめに
学校管理職のための著作権ガイド:基本から実践まで
学校の授業・行事を始め校務全体を見渡したとき、著作権について管理職の先生に特に気をつけてほしい点を取り上げて解説しました。
学校管理職のための著作権ガイド:基本から実践まで
学校管理職向けの著作権ガイド。著作物の使用、作成、利用許可のポイントを解説し、実践的な対応策を紹介します。最新の情報を元に、著作権法の基本から実践までをカバー。
こんなことありませんか?やりがちな著作権違反
先生と親が知っておくべき!子供がやりがちな著作権違反とその対策【SNSアイコン・学校作品】
違反を見つけてしまった場合には「ダメ」と頭ごなしに言うのではなく、「こうだったらいいんだよ」「なぜダメなのか」ということを、ぜひ子どもたちに話すチャンスにしてください。
先生がやりがちな著作権違反:授業・部活・会議の注意点
教員が生徒に授業をするときには、原則として著作物を自由に使うことができます。しかし、それ以外の場合(授業でない場合)には、学校内での著作物使用には気をつけなければいけません。
保護者がやりがちな著作権違反(オンライン授業・行事配信・子どもの作品)
保護者が児童生徒のころの学習指導要領には「知的財産権(著作権)」が載ってませんでしたので、著作権について知らないのは当たり前のことです。
「イラスト フリー」で検索したから大丈夫?
イラストの「利用規約」の内容はサイトによって様々です。「著作権フリー」と書いてあっても、「フリーの範囲や条件」は権利者が決めます。必ず規約を確認しましょう。
学校ホームページ上の「学校だより」のイラストなんて学校関係者以外わざわざ見ないはず、なんて思ってませんか?どんなイラストが使われているのか簡単に分かるんです!その探し方の一例を紹介します。
私(原口 直)の自己紹介
原口直のプロフィール
1981年、長野県に生まれ、神奈川県と長野県で育ちました。 東京学芸大学教育学部を卒業後、大手芸能プロダクションでの勤務を経て音楽科教諭となりました。 現在は有識者会議等の委員を務める傍ら、教室の枠を超えてYouTube動画、ウェブサイト、
運営メディア「原口 直の一歩先ゆく音楽教育」(YouTubeチャンネル・ウェブサイト)
学び続ける(特に音楽科の)現職の先生・教育実習生・学生の皆さんに向けて、学校で役立つ情報・提案を発信しているメディアです。
運営メディア「原口 直の学校著作権ナビ」(YouTubeチャンネル・ウェブサイト)
難しい著作権の専門用語を教育現場の実情を考えながらわかりやすく翻訳して、「学校での著作権」を学校関係者が学べるコンテンツを提供しているメディアです。
最近のニュース解説
▶Twitter→@makiba.work
▶Facebook→「原口直の学校著作権ナビ」「原口直の一歩先ゆく音楽教育」
著書の紹介:YouTubeで授業/学級経営やってみた! (2020年・東洋館出版社)
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著作権の基礎
著作権の原則:
「作品は作った人のもの」 (使う・増やす・変えるには作った人に許諾必要)
学校における著作権入門(学校でコピーが許される理由とは)
著作権は法律の文章だけ見るととても複雑で難しそうに見えますが、ポイントは「作品はつくった人のもの」であるということを解説している動画です。
【学校と著作権】なぜ教員が著作権を知る必要があるのかを解説します
一部の興味がある先生だけが著作権を知っておけば良い、ということではなく全ての先生が知っておくベき理由を紹介しています。今の子供たち(小学生から大学生)や初任の教員は著作権について学んで知っている時代です!
学校での著作権
学校は、著作権の原則と例外の間にまたがっている。
原則(作った人に
許諾が必要)→職員会議・オンライン事業・行事配信など
例外(
許可が不要な場合)→授業・行事・委員会・クラブや部活動など
学校での著作権の扱い(学習指導要領・教員採用試験・部活動)の変化
新しい学習指導要領(小学校は2020年度から/中学校は2021年度から/高校は2022年度から)には知的財産権や著作権・著作物・著作者に関する記述があります。
【教員のための著作権解説】学習指導要領の中での著作権の扱い
学習指導要領内に「著作権」に関わる言葉や考え方は、「何年生の」「どの教科に」入っているのかを確認してみました。
教員採用試験の著作権問題解説と教育現場での活用法
学習指導要領の改訂に伴い、教員採用試験にも著作権・知的財産権に関する内容が出題されるようになっています。
著作権の扱いは「学校の授業は例外」
著作権法第35条(学校その他の教育機関における複製等)の条文(抜粋):
「学校その他の教育機関において教育を担任する者及び授業を受ける者は、その授業の過程における利用に供することを目的とする場合には、その必要と認められる限度において、公表された著作物を複製し、若しくは公衆送信を行い、又は公表された著作物であって公衆送信されるものを受信装置を用いて公に伝達することができる。ただし、当該著作物の種類及び用途並びに当該複製の部数及び当該複製、公衆送信又は伝達の態様に照らし著作権者の利益を不当に害することとなる場合は、この限りではない。」
【教員のための著作権解説】著作権法 第35条って何?
学校と著作権のことを考えると必ず出てくる「著作権法第35条」について解説している動画です。教職員にまず理解して欲しい著作権のポイントは、この第35条と「著作権の原則:作品は作った人のもの」の2点です。
先生がやりがちな著作権違反:授業・部活・会議の注意点
「原則」と「例外」の理解が正しくないと、著作権侵害になってしまうことがあります。具体的事例を踏まえて、先生がやってしまいがちな著作権侵害の行為を解説している動画です。
学校図書館と著作権
改正著作権法第 35 条運用指針(令和 3(2021)年度版)特別活動追補版の条文(抜粋):
(5)教育支援者、補助者等の行為について
教育を担任する者(教員等)から指示をうけた事務職員等の教育支援者及び補助者らが、学校内の設備を用いるなど学校の管理が及ぶ形で複製や公衆送信を行う場合、教員等の行為とする。
また、児童生徒等の求めに応じて、事務職員等の教育支援者及び補助者らが、学校内の設備を用いたりするなど、学校の管理が及ぶ形で複製や公衆送信を行う場合は、児童生徒の行為とする。
改正著作権法第35条運用指針
この運用指針は、学校で授業に使うための著作物(文章や画像、映像など)の利用ルールを簡単にまとめたものです。学校での著作物利用の範囲や条件をわかりやすく解説しています。
学校教育と著作権 | 一般社団法人 授業目的公衆送信補償金等管理協会
入門編 学校教育と著作権(著作権法35条)(2019年4月22日作成) 改正著作権法第35条運用指針(令和3(2021)年度版)(著作物の教育利用に関する関係者フォーラム、2020年12月作成)(※) 改正著作権法第35条運用指針(令和3...
お薦めのブックガイド
著作権ハンドブック :先生、勝手にコピーしちゃダメ(宮武久佳・大塚大著・東京書籍・2021年)
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オンライン授業
2021年度から授業目的公衆送信補償金制度が始まりました。
補償金をSARTRAS(サートラス)へ支払うことで、オンライン授業やネットでの行事配信が可能となりました。
SARTRAS(授業目的公衆送信補償金等管理協会)
SARTRASへの申請・支払といった内容について知ることができるのはもちろんのこと、学校著作権に欠かせない著作権法第35条の解説も詳しくされています。
SARTRAS・授業目的公衆送信補償金制度について
「【教員のための著作権解説】SARTRAS(授業目的公衆送信補償金等管理協会)とは?」
オンライン授業やGIGAスクール構想には欠かせないSARTRAS・授業目的公衆送信補償金制度について、教職員向けに翻訳・解説している動画です。
授業目的公衆送信補償金で変わる授業!120円で広がる教育の可能性
補償金を支払うことで学校は何ができるようになるのか?を具体的に説明する動画です。さらに補償金の使い道についても解説しています。
【補償金の行方】SARTRASの利用報告の意義とその役割の紹介
SARTRASが学校などから集めた補償金の使い道やクリエイターへの分配方法について解説している動画です。
【補償金の行方】SARTRASの利用報告の意義とその役割の紹介
2021年度から始まった授業目的公衆送信補償金制度。 オンライン授業の著作物使用料を子ども全員分、支払うという仕組みです。 支払った補償金を管理する団体を授業目的公衆送信補償金等管理協会SARTRAS(サートラス)と言います。この動画の...
著作権の授業実践
著作権についての知識や経験の差は、大人と子供の間にはありません。むしろ子どもの方が知っている、使っているかもしれません。私が実施している大人・子供がともに著作権を学べる出前授業を紹介します。
お薦めのブックガイド
小中学生のための初めて学ぶ著作権(岡本薫 著・朝日小学生新聞の選書シリーズ・2019年)
未来型サバイバル音楽論―USTREAM、twitterは何を変えたのか (津田大介・牧村 憲一 著・中公新書ラクレ・2010年)
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よくある質問
その他、私宛てに先生から寄せられた質問にいくつか回答・解説している動画があります。ぜひご覧ください。
質問例
・本の書影を学校で使う場合に許諾が必要か?
・卒業生にわたす思い出DVDに音楽を挿入して良いか?
・本の読み聞かせ動画をサイトで共有して良いか?
生成AIについて
「生成AIを学校でどう教える?:子供たちに教えるべき3つのポイント」
生成AIの子どもへの教え方や校務での活用方法について、文科省が公表しているガイドラインをベースにして解説します。
生成AIを学校でどう教える?:子供たちに教えるべき3つのポイント
学校教育における生成AIの活用と著作権について詳しく解説。生成AIの正しい指導方法、最新のガイドライン、そして家庭と学校の連携の重要性を押さえ、子供たちが安全かつ効果的にAIを活用できる環境を整えましょう。
「生成AI時代の読書感想文:見破る方法と新しい宿題アイデア」
子どもが読書感想文の宿題を生成AIで書いた!?見破れるかもしれない方法と、AI時代の読書感想文に代わる宿題を考えてみます。
生成AI時代の読書感想文:見破る方法と新しい宿題アイデア
生成AIで作られた読書感想文を見破る方法と、代替宿題のアイデアを紹介します。教師が生成AI時代に備えて実践できる教育方法を提案します。
おわりに
著作権を学ぶのに役立つウェブサイト・書籍を紹介します。
著作権を学ぶのに役立つお薦めウェブサイト
CRIC(著作権情報センター)
子どもが学べるだけではなく教員も学べるページがあります。また授業に活用できる教材集なども揃っているのが嬉しいところです。
JASRAC(日本音楽著作権協会)
音楽の著作権が学べます。子ども向けコンテンツ「JASRAC PARK」の中にある「教職員の方へ」のページは学校の先生も学べる内容です。学校で音楽を使うときの注意点などが書かれており、音楽科だけに限らずの全ての先生に理解してほしい内容です。
文化庁のサイト
これらのサイトの使い方、おすすめコンテンツは「教員と子どもにオススメの著作権学習サイト4選」という動画の中で解説しています。あわせてご覧ください。
著作権を学ぶのに役立つお薦めブックガイド
「学校に関わる著作権」「子ども・教員・保護者も学べる」という観点から、著作権を学ぶのに役立つ書籍を紹介します。
18歳の著作権入門 (福井健策 著・ちくまプリマー新書・2015年)
すべてのJ-POPはパクリである (マキタスポーツ 著・扶桑社文庫・2018年)
正しいコピペのすすめ――模倣、創造、著作権と私たち(宮武久佳 著・岩波ジュニア新書・2017年)
楽しく学べる「知財」入門 (稲穂健市 著講談社現代新書・2017年)
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