これまで、個別の学校・個人での研究会・教育委員会などからご依頼を頂いて、著作権に関する研修を行っています。学校の現場目線を大事にして先生方にお話をしています。研修の具体的な内容について紹介します。
学校著作権研修の内容1:著作権の基礎
著作権法は全部で124条あります。著作権法を教えるのではありません。
私は法律の専門家でもなければ、著作権のエキスパートである弁理士でもありません。
著作権法の中の学校に関わるたった1条【著作権法第35条】の基礎をお話ししています。
学校著作権研修の内容2:学校での著作権
そして基礎を押さえた上で「学校ではどうか?」というお話をしています。
原則はあるけれども、学校は例外という部分もあります。しかし、学校だからすべていいというわけではないのです。その線引きや考え方について、実体験を交えながらお話しをしています。
学校著作権研修の内容3:オンライン授業や行事配信の留意点
オンライン授業でできること/できないこと。
そして、するときに気をつけなければいけないこと。
また、最近2021年11月に発表された行事配信についての留意点について。
こちらもわかりやすくお話しをしています。
学校著作権研修の内容4:授業目的公衆送信補償金の制度
オンライン授業・行事配信に必要な授業目的公衆送信賞金制度【SARTRAS】についてもお話ししています。
2021年12月にSARTRASに支払いをしている団体・教育委員会などが発表されました。
このSARTRASへの支払いは、オンライン授業や行事配信には欠かせないものです。
このSARTRASについても詳しくお話をしています。
学校著作権研修の内容5:著作権教育の実践例
こちらは私が国公立中学校で10年間毎年実践してきたもの。そしてそこで得たものや変化させたもの、そして課題なども実践例としてお伝えしています。
私は音楽科ですので、中学校の音楽科でしていた著作権教育「AKB48は、いくらもらっているの?」という内容を紹介しています。この授業内容は、内閣府や文化庁、また権利団体など。様々な方に参観をいただき、いろいろな場所で発表してきたものです。
皆さんが授業を考える上での、参考の一つになればと思っています。
学校著作権研修の内容6:学校からのよくある質問
私に寄せられる質問、また web上の著作権に関する様々な団体が発表しているような学校に関わる著作権の質問の中から、実践に即したものをピックアップして、なおかつ、より分かりやすい言葉に置き換えて皆さんにお話をしています。
例えば授業編や行事編(体育的行事や文化的行事の中)もそうですし、部活動などのことについても話しています。
さいごに:最近の研修事例紹介
併せて研修では、時事的な著作権の問題や子どもや学校に関わる著作権のニュース、それから質疑応答のコーナーも作っています。
先生方からさまざまな質問が上がり、学校ごとによって違う質問があがってくるので、とても興味深く、毎回私も勉強させていただいています。
答えられなかった質問については私が著作権の専門家に問い合わせて必ず回答をしています。
その他、自治体や学校の特性や課題に応じたリクエスト、それから今話した内容の要否や重み付けなどもリクエストにお答えしています。
講演時間や内容について、また対象の人数や特性についてもご相談に応じますので、ぜひともお気軽にお問い合わせください。
「初めまして」の方も大歓迎です。
ご依頼・ご相談・お問い合わせは、下記専用ページよりご連絡をいただくか、info●makiba.work(●を@に変えてください)宛てメールでご連絡ください。