2023年12月、青森県下北学校事務研究会からの依頼で、「学校教育と著作権~子どもを守るための知識~」というテーマで講演講師を務めました。
今回は学校事務さんから初めてのご依頼です。学事出版『学校事務』(2023年10月号)に掲載された特集「知っておきたい!著作権の基礎知識」で私のことを知っていただいたのがきっかけです。
講演時間は1時間。対象者は、青森県下北地区の小学校・中学校学校事務の皆さんで、約30名が参加されました。
オンライン会議ツールZoomでPowerPointを共有したり、双方向コミュニケーションツールAhaSlides(アハスライド)を用いたりして楽しく進めていきました。
内容は、「著作権の基礎」「学校での著作権」「授業目的公衆送信補償金の制度」「学校からのよくある質問」でした。
本題に入る前にアイスブレイク。
アハスライドのアンケート機能や言葉の入力・スケールの機能を体験していただきました。
ここからは本題です。
講演の中では「昨今報道された学校での著作権にまつわるニュース」について話をしました。
他県で起きた教員による著作権侵害のニュースを取り上げて、教員の著作権の知識と意識の大切さを話しました。ここ半年で立て続けに起こっているので注意が必要です。
研修を企画した担当者の感想紹介
今回の講演への登壇の声をかけていただいたきっかけは「学事出版『学校事務』2023年10月号」への寄稿記事をご覧になっていただいたことです。学校事務さんは学校の物品・お金の出入りを握っている大切な役割を持つ方々です。学校事務の方々が著作権について知っているととても心強いと感じます。
私を講師に選んで頂いた理由は、
「原口先生のウェブサイトがとても分かりやすく、かつ、研修依頼も専用のフォームがあり頼みやすかったためです。また、教員であることも決め手の一つでした。やはり先生方のお話や話し方はとても分かりやすく、スーッと頭に入ってきます。」
とのことでした。
ありがとうございます。
研修の感想
「本当に分かりやすくて為になる、あっという間の1時間でした。もっと時間を割いてお話を聞きたかったと思っています。アハスライドも初めて経験しましたが、とても面白かったです。著作権について、私自身勘違いしていたことを認識することが出来て本当に良かったです。」
研修参加者の感想の紹介
「講師の原口先生が話しなれていてテンポよく、アンケートやクイズを取り入れたりしながらのあっという間の1時間だった。著作権の研修がもっと時間があっても良かった。」
「〇〇だより関連や教職員→児童生徒以外の複製の部分については、教職員に伝達する必要がある研修でした。個人的にも、研修発表でいらすとや等のフリー素材を使うことが多いため、サイト上の規約は必ず確認して無料の範囲を超えないようにしたいと思いました。」
まとめ
学校の物品やお金の出入りを把握している学校事務さんだからこそ、
「教材のワーク、1冊購入でいいのかな?」
「CD・DVDの大量購入は何に使うのかな。」
と著作物利用に関する疑問を持つことができます。
また、SARTRASの補償金・著作権の使用料等・子どもたちの著作物利用に関わるお金についても是非知っていただけると心強いです。
これからも学校事務さんに話す機会をいただきたいです。研修のご依頼・お問い合わせをお待ちしております。
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