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【研修事例】音楽科の授業における ICT 活用の可能性(青森県高等学校教育研究会音楽部会)

教職員向け学校著作権研修の紹介
教職員向け学校著作権研修の紹介
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2023年8月、青森県高等学校教育研究会音楽部会「音楽科の授業における ICT 活用の可能性」の講師を務めました。

今回は現地(青森県弘前市)開催の対面で実施され、10~16時に開催された研究会のうちの午後パートで3時間講演させていただきました。

午前中は、参加者の皆さんが各校でどのようにICT活用をしているかということをグループごとに情報共有しました。Googleクラスルームの活用方法や、鑑賞・創作などで活用しているアプリなどが出てきました。
一方で課題も共有されました。その中で共通していた1つが「著作権」です。

 

 

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対面ゆえに予定を変更した著作権研修に

私が登壇した午後からの講演は予定をひっくり返しました。

当初は、音楽科教育やICT活用の実態をお話ししてから著作権の話をしようと準備していきました。
しかし、午前中の参加者の学びに向かう力の高まりを感じ、お昼ごはんを食べながら主催者と相談をした上で著作権を先に話すことにしました。
PowerPointを見せたり、双方向コミュニケーションツールAhaSlides(アハスライド)を用いたりして楽しく進めていきました。

 

研修の内容です。

本題に入る前にアイスブレイク。
アハスライドのアンケート機能や言葉の入力・スケールの機能を体験していただきました。

 

「著作権」という言葉のイメージも皆さんに聞いてみます。

 

次に著作権に関する用語の認知度を聞きました。

 

講演前半の著作権解説のパートでは、午前の研究会で出てきた実践や質問をベースに話をしました。また、学校だよりにおけるイラスト無断使用による著作権違反の報道の話から、Googleレンズでの画像検索を実際にお見せました。

講演後半の音楽科教育のパートでは、「生活や社会」の音楽科教育の授業実践を紹介してアハスライドで生徒役を体験していただきながら進めました。

 

 

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研修を企画した担当者の感想紹介

依頼したきっかけ

「音楽科教員としての現場経験」「YouTube視聴しての学術的な知識」「アウトプットの力量」

 

研修の感想

音楽を媒介とした著作権へのアプローチから現場に知識を持ち帰った際の伝え方まで、教員としても人間としても学びの深い内容でした。

 

 

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研修参加者の感想の紹介

著作権について生徒にどのようにアプローチしようか悩んでいましたが、すごくよくわかりました。

 

 

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まとめ

対面講演で終日参加という初めての形式でしたが、目の前に参加者がいるからこそ伝わる熱量や話すことがあると感じました。

また、地域の芸能を学ぶことで、地域の先生方に寄り添った話につなげることができました。
具体的に言うと、弘前ねぷたの資料館である「津軽藩ねぷた村」を見学したことで、この地域では「ねぷた」という造形物を作るための大変さ・楽しさを知っていること、ねぷたの絵柄を描く絵師さんの顔を知っていて代々の絵師さん=著作者へのリスペクトを持っていること、ねぷたの写真や商品としての価値をよく知っていることなどがありました。

現地に行く機会があれば現地の芸能を学ぶことが、リアルで身近な研修内容につながると感じました。

学校での著作権については研修・講習・授業などでお話をしています。(事例→先生向け研修生徒向け授業司書向け研修)国公立中学校での実践経験の中で培った現場目線を大切にしながら、各学校の実情やお悩みに沿って研修内容を考えます。ぜひお問い合わせください。

▶研修のご依頼・ご相談はこちらの専用ページで受け付けています。
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この記事を書いた人
原口直

学校著作権ナビゲーター

東京学芸大学卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭。東京都公立中・東京学芸大学附属世田谷中に勤務。

2020年より学校勤務経験を活かして机上の法律と学校現場をつなぐ「学校著作権ナビゲーター」としての活動を開始。公立中学校の音楽科教員として教鞭をとる傍ら、教員・教育実習生・子どもに著作権への理解を深めてもらうための講演活動・情報発信・執筆活動を行っている。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)/東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー

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