学校の著作権はどこまでOK?原則と例外・場面別の判断ポイント総まとめ

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「授業で教材をコピーするのって大丈夫?」
「行事の動画を配信したいけど、著作権が心配…」

学校現場での著作物の扱いに、迷ったことはありませんか。

この記事では、学校の著作権は「どこまでOKなのか」という問いに答えるために、原則と例外の全体像から場面別の判断ポイントまでを総まとめしました。それぞれのテーマは5〜10分の動画と解説記事で深掘りできるようになっています。忙しい先生も、まずは全体イメージからご覧ください。

 

学校での著作物利用は、「作品は作った人のもの」という原則(使う・増やす・変えるには許諾が必要)が出発点です。
ただし学校には、授業での利用を認める著作権法第35条をはじめとした「例外」の規定があります。つまり「どこまでOKか」は、その場面が例外にあたるかどうかで判断できるのです。

 

 

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学校の著作権はどこまでOK?──原則と例外の全体イメージ

学校著作権の原則と例外の全体図

学校の特殊性:学校は著作権の「原則」と「例外」の境界線上にあります。
原則(許諾必要)→職員会議・オンライン授業・行事配信など
例外(許諾不要)→授業・行事・委員会・クラブや部活動など

ポイントは、「学校だから何でもOK」でも「学校でも全部NG」でもない、ということです。

同じ学校の中でも、授業の過程での利用は例外として認められる一方、職員会議など授業以外の場面は原則どおり許諾が必要と考えられます。なお、例外にあたる場面でも「必要と認められる限度」など著作権法第35条の条件を満たすことが前提です。無条件ではない点に注意しましょう。

学校教職員にとって重要な「例外」は、次の3つです。

 

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まず押さえたい基本──著作権法第35条とSARTRAS

著作権法第35条とは?

著作権法第35条(学校その他の教育機関における複製等)は、授業の過程での利用に限り、必要と認められる限度で著作物の複製や公衆送信を認める規定です。ただし著作権者の利益を不当に害する場合は認められません。学校の著作権の判断は、まずこの条文が出発点になります。

▶︎ 動画で学ぶ:第35条って結局どこまでOK?
▶︎ 解説記事を読む

SARTRAS(授業目的公衆送信補償金制度)とは?

2021年度から始まった制度で、学校の設置者がSARTRAS(授業目的公衆送信補償金等管理協会)へ補償金を支払うことで、オンライン授業などでの著作物の公衆送信が可能になります。GIGA端末の活用にも関わる、いま欠かせない知識です。

▶︎ 動画を見る:SARTRASって何?
▶︎ 解説記事を読む

 

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学校現場の「あるある」トラブルとその対策

子どもがやりがちな著作権違反と指導のポイント

SNSアイコン・学校作品・音楽利用など、子どもたちが無意識にやってしまいがちな場面を取り上げ、「ダメ!」で終わらせない指導のポイントを紹介しています。

▶︎ 動画:子どもがやりがちな著作権違反【SNSアイコン・学校作品・音楽】
▶︎ 解説記事を読む

フリー素材はどこまで使ってOK?

「著作権フリー」と表示されていても、利用条件はサービスごとに異なります。フリーの範囲や条件は権利者が決めるものですから、利用規約の確認が必須です。学校で使うときの注意点を具体例で解説しています。

▶︎ 動画:授業・行事で安心して使えるイラストの著作権ルール
▶︎ 解説記事を読む

学校だより・学級だよりのイラストと引用

「学級だより」「保健だより」「図書館だより」を発行する際に注意したい、イラスト・引用・フリー素材のポイントを整理しています。

▶︎ 動画:学校だよりの著作権侵害を防ぐポイント
▶︎ 解説記事を読む

 

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行事のネット配信で気をつけたいポイント

入学式・運動会・文化祭などをネット配信で保護者に届けるとき、何に注意すべきでしょうか。授業とは異なる判断が必要になる場面です。

▶︎ 動画:行事配信と著作権法35条
▶︎ 解説記事を読む

 

管理職・教員採用試験に役立つ著作権知識

管理職視点での著作権ガイド

校内全体での著作権対応や研修にも使える内容。

▶︎ 動画:校長・教頭が知っておきたい学校著作権
▶︎ 解説記事を読む

教員採用試験と著作権

学習指導要領には知的財産権・著作権に関する記述があり、教員採用試験でも出題されています。出題の背景と学校での応用例を紹介します。

▶︎ 動画:学習指導要領の中での著作権の扱い
▶︎ 解説記事を読む

 

生成AIと著作権──これからの教育に必要な視点

授業づくりや学級通信・教材作成など、校務での生成AI活用が広がっています。文部科学省のガイドラインに沿った使い方と、子どもへの指導のポイント、そして著作権上の注意点を押さえておきましょう。

▶︎ 動画:文科省ガイドラインに基づく指導の3つのポイント
▶︎ 記事を読む

▶︎ 動画:生成AI×著作権【学校版】入力・出力・SNS公開の注意点
▶︎ 記事を読む

※生成AIに関するガイドラインは更新される可能性があります。最新の情報は文部科学省・文化庁の公式サイトでご確認ください。

こうした著作権の問題を校内研修で体系的に扱いたい場合は、研修テーマの一覧もご覧ください。

 

よくある質問(FAQ)

Q1. 授業で教材をコピーして配ってもいいですか?

著作権法第35条により、授業の過程での利用であれば、必要と認められる限度で複製が認められています。ただし著作権者の利益を不当に害する場合(市販教材の代替になるような複製など)は対象外と考えられます。

Q2. 職員会議で資料をコピーして配るのは?

職員会議は授業ではないため、原則どおり許諾が必要と考えられます。「学校の中のこと=すべて授業扱い」ではない点が、判断を分けるポイントです。

Q3. 「フリー素材」なら自由に使えますか?

「フリー」の範囲や条件は権利者が決めるものです。商用利用・改変・クレジット表記などの条件が付いている場合がありますから、必ず各素材の利用規約を確認しましょう。

さらに具体的な質問は、現場の先生方から寄せられた疑問に一つひとつ答える動画シリーズで扱っています。

▶︎ FAQ動画プレイリスト
▶︎ FAQ記事まとめ

 

著作権を学べるおすすめリソース

公式の学習サイト

文化庁・CRIC・SARTRAS・JASRACの4つの公式サイトには、教員も子どもも学べるコンテンツが揃っています。調べ方・使い方は動画で紹介しています。

▶︎ 動画:公式サイト4つの使い方
▶︎ 記事を読む

JASRACの出張講座「ラーニングスクエア」

費用をかけずに著作権研修を実現する方法と、現場での活用例を紹介しています。

▶︎ 動画を見る
▶︎ 記事を読む

手元に置きたい書籍

著作権ハンドブック :先生、勝手にコピーしちゃダメ(宮武久佳・大塚大 著・東京書籍・2021年)

ケース別Q&A 学校のための著作権マニュアル(藤田晶子 監修・教育出版・2024年)

 

まとめ|「どこまでOK?」は原則と例外で判断できる

著作権の知識は「一部の人だけのもの」ではありません。授業、行事、校務、子どもへの指導、試験対策…すべてに関わってくるものです。

大切なのは、いたずらに恐れるのではなく、「作品は作った人のもの」という原則と、学校に認められた例外を知って、正しく判断できるようになることです。このページを全体地図として、気になるテーマから動画と記事で学びを深めてください。あなた自身が安心して教育活動に取り組めるように、そして子どもたちに正しい知識を伝えられるように、一歩ずつ進んでいきましょう。


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学校向け著作権研修の実績一覧を見る

参考:著作権法第35条・第32条/「改正著作権法第35条運用指針(令和3(2021)年度版)」および同・初等中等教育における特別活動に関する追補版(著作物の教育利用に関する関係者フォーラム、2021年)をもとに作成