今日は「出張講座JASRACラーニングスクエア」(著作権講座)を紹介します。
「出張講座JASRACラーニングスクエア」とは?
これは、一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)が主催している講座で、弁護士、大学教員、音楽クリエイター、教育の専門家を講師として派遣しています。2023年10月から始まりました。
JASRACラーニングスクエアの内容はこちらです。
著作権に関する講座の開催を希望する方を募集し、応募者の希望する講義内容に応じて講師をキャスティングし、出張講座を提供します。
講師は、法律について詳しい方や音楽のクリエイターの方、そして学校教員を経験している人など、さまざまな専門家の中から選ぶことができます。私も学校教員を経験しているため、学校の教員向け研修や児童生徒向け出前授業で、学校での著作権について話をして欲しいという場合は、講師として私を選ぶことも可能です。
この「出張講座JASRACラーニングスクエア」は、著作権に関する知識を広めたい方々にとって非常に有益な制度です。
講座の実施手順と費用について
講座実施の流れは次の通りです。
まず、募集要項を確認して講座を申し込むと、JASRACから問い合わせがあります。その後、事前の打ち合わせを行い、講義を実施します。講義の終了後、所定の「実施報告書」をJASRACに提出し、開催レポートがJASRACのサイトに掲載されて終了です。
募集要項には、募集対象者、実施概要、講義テーマ、講師、費用、留意事項、申込方法などが詳しく記載されています。詳しく知りたい方は、JASRACのウェブサイトをご覧ください。
特に注目すべきは「費用」の項目です。講師にかかる講演費用や交通費、宿泊費は、この制度を利用することでJASRACが負担します。
「講演に講師を呼びたいけどお金がちょっと…」という学校や自治体の皆さんは、ぜひこの制度を検討してみてください。
講座の活用例とメリット
ウェブサイトにはすでに出張講座の開催レポート一覧が掲載されています。ここでは、私が実際に行った講座内容の紹介や、他の講師による講座の開催レポートも見ることができます。参考になる情報がたくさんありますので、ぜひご覧ください。
私がラーニングスクエアの講師として伺った例をいくつか紹介します。
千葉市教育委員会主催の千葉市の学校司書向けの講座(対面)
長野市の公立小学校の教員向け講座(オンライン)
北海道の学校司書、司書教諭向け講座(対面)
東京都公立高校で図書委員の生徒向け出前授業(対面)
このように、様々な対象に対して、オンライン・対面の両方の方法で講演を行うことができます。この「出張講座JASRACラーニングスクエア」の制度をぜひ活用してみてください。
この講座は、音楽に関わる内容だけでなく、著作権に関係するものであれば幅広いテーマに対応可能です。まず学校でどのような内容を扱いたいのか、誰を対象にするのかを明確にしましょう。その上で、それに適した講師を探してみてください。
この制度を使えば、著作権についての知識を学校や先生方に広めることができ、子供たちにも適切に教えることができます。ぜひ「出張講座JASRACラーニングスクエア」を活用して、効果的な著作権教育を実現してください。
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