【先生からの質問に回答】YouTubeを学校の授業で見せていい?

【先生からの質問に回答】YouTubeを授業で見せていい? 著作権よくある質問
著作権よくある質問
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GIGAスクール構想により小中学生1人1台端末を持つようになって、様々なオンラインツールを使うようになっていると思います。
けれども、YouTubeに関しては賛否両論があったり、使わせ方・使い方に疑問を持ったり心配に思っている人もいるようです。導入が早い学校もあればまだまだというところもありそうです。

校種・教科問わず、よく相談される質問を紹介します。

Q
YouTubeを授業で見せることは著作権的に良いのでしょうか?
A

はい、すべて見せても大丈夫です。
ただし、完全なる違法アップロード動画と分かるものを授業で使うのは避けましょう。

 

「すべて見せても大丈夫」というのは、
YouTubeにアップロードされている動画については、アップロードする人が「著作権侵害をしていない」という確認をした上でアップロードしているので、YouTube上にある動画は全て著作権を侵害していない動画ということに一応なっています。

「ただし…」というのは、
アップロードしている人が確実に完璧に著作権を理解しているか?というと疑問です。ですので、完全なる違法アップロードとわかるようなものは使うのは避けましょう。

YouTube自身も様々な著作権に対する対策を行っています。
アップロードする人に対する注意喚起はもちろん、主張している人にもYouTubeに対して著作権侵害を報告することができるという仕組みもあります。

 

YouTubeを授業で活用する際の注意点などについては以下の記事も参考になると思います。
教育現場でのリスク回避策は?:違法アップロードされたYouTube動画とGoogleの著作権対策
YouTube動画の違法アップロードに関するリスクと、教育現場での適切な対応策を解説。Googleの著作権対策を踏まえ、授業での安全な動画利用法を具体的に紹介します。法的トラブルを避けるためのポイントを押さえましょう。
授業でのYouTube動画利用と著作権|広告を避ける方法とルールを解説
授業でYouTube動画を使う際の広告回避方法と著作権ルールを解説。YouTube動画を安全に授業で活用するために知っておくべきポイントをわかりやすく説明します。広告の対応策や著作権法に基づいた適切な利用方法をチェック!

 

学校設置者である自治体などがSARTRASに補償金を払っていると、オンラインでできることがとても多くなります。「学校教職員必見:120円の補償金で広がる授業の可能性」をご覧ください。
授業目的公衆送信補償金で変わる授業!120円で広がる教育の可能性
授業目的公衆送信補償金制度を活用して、わずか120円を支払うことでで授業の可能性を広げる方法を解説します。著作権に関する重要なポイントを押さえ、教育現場での新たな指導方法を提案します。現職教員必見の情報です!

 

ウェブサイトの記事の内容は動画と同じです。
動画「【先生からの質問に回答】YouTubeを学校の授業で見せていい?」も是非ご覧ください。

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この記事を書いた人
原口直

学校著作権ナビゲーター

東京学芸大学卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭。東京都公立中・東京学芸大学附属世田谷中に勤務。元東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー。

2020年より学校勤務経験を活かして机上の法律と学校現場をつなぐ「学校著作権ナビゲーター」としての活動を開始。教員・教育実習生・子どもに著作権への理解を深めてもらうための講演活動・情報発信・執筆活動を行っている。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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