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【研修事例】学校教育と著作権について(宇都宮市教育委員会)

教職員向け学校著作権研修の紹介
教職員向け学校著作権研修の紹介
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2023年7月、宇都宮市教育委員会の情報教育主任研修としておこなわれた「学校教育と著作権について」の講師を務めました。

講演時間は2時間、オンライン会議ツールGoogle MeetでPowerPointを共有したり、双方向コミュニケーションツールAhaSlides(アハスライド)を用いたりして、楽しみながら進めていきました。

内容は著作権の基礎・学校での著作権・オンライン授業や行事配信の留意点・授業目的公衆送信補償金の制度・著作権教育の実践例・学校からのよくある質問・質疑応答でした。

対象者は宇都宮市立小・中学校の教員、約90名が参加されました。

 

本題に入る前にアイスブレイク。
アハスライドのアンケート機能や言葉の入力・スケールの機能を体験していただきました。

今回はオンラインでしたので、宇都宮のおいしいものを尋ねました。宇都宮市は何度も訪れていますが、どうしても餃子だけしか食べないので「餃子以外」というしばりを設けました。ワードクラウドでは、回答が重なると文字が大きく表示されます。「かぶと揚げ」は初めて聞いたのでぜひ食べてみたいです。

 

ここからは本題です。

 

 

 

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著作権侵害のニュース・小学校での授業実践例の紹介

講演の中では「昨今に起きた報道」について話をしました。
学校だよりの著作権侵害のニュースを取り上げて、教員の著作権の知識と意識の大切さを話しました。

実際にGoogleレンズでイラストを画像検索する様子を実際に例示したので、イラスト画像からそのイラストを使用しているサイトにたどりつくことがいかに簡単かを感じていただけたと思います。

また、著作権の授業実践も3例紹介しました。
小学校の先生が58人と多かったため、特に小学校でおこなった著作権オンライン出前授業の実践を時間をかけて丁寧に説明しました。

 

 

 

 

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研修を企画した担当者の感想紹介

「依頼した理由は原口先生ご自身が教員だったということもあり,学校教育に即したご講話をいただけると考えたから。」

「著作権の基礎等,丁寧に分かりやすくお話しいただいたので,著作権について改めて考えるいい機会となり,今まで疑問に思っていたことが解消できたと思います。また,アハスライドを用いて,受講者と双方向のコミュニケーションを図りながらの研修だったので,受講者も楽しみながら著作権について学べました。

今回,原口先生のお話を聞いて,今まではなんとなく使っていた著作物をこれからは知らなかったでは済まされないものであると意識できたと思います。

本日受講した先生方には,著作権について正しいことを自身で実践することはもちろんのこと,周りの同僚や子どもたちにも広めていってもらいたいです。質疑応答にも対応していただき,学びの多い研修となりました。」

 

今回の講演への登壇の声をかけていただいたきっかけはYouTubeやホームページでした。市内の教員の皆さんにYouTubeを紹介していただけるそうです。ありがとうございます。

 

 

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研修参加者の感想の紹介

「今まであまりに簡単に著作権について考えてしまっていて、学ぶことがたくさんありました。」

「何が良くて、何がだめなのか、とてもわかりやすかったです。夏休みの校内研修に情報研修がありますので、著作権についての話を学校の先生方にお伝えしようと思いました。」

「著作権については正直認識が曖昧な部分があったので、本日の講話ではっきりして良かったです。」

「事例が様々あってやっぱり難しいなと思いました。その都度注意深く調べていかないといけないと思いました。」

「今日の話を聞いて、改めて著作物に関わる法律やルールを子どもたちと一緒に確認してくことが大切なのだと感じた。その際には学校内外での違いについても触れていきたいと思いました。」

「最後の『端末を配ったということは、無限の著作物を配ったということ。著作権の知識も一緒に伝えなければならない』という言葉が刺さりました。ありがとうございました。」

 

 

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まとめ

対象が小中学校の情報担当教員でしたので、日々現場で起こることの矢面に立っているのだろうということが質問の多さや質問の内容から感じました。

SARTRASの認知度はまだまだ低いので、胸を張ってオンラインを活用してもらうために「あなたの自治体・学校は、大丈夫ですよ」と伝えていきたいと思います。

SARTRASへ学校(が所属している自治体)が補償金を支払っているかどうかについては、サイトからいつでも誰でも検索できます。ぜひ一度ご覧ください。

 

学校での著作権については研修・講習・授業などでお話をしています。(事例→先生向け研修生徒向け授業司書向け研修)国公立中学校での実践経験の中で培った現場目線を大切にしながら、各学校の実情やお悩みに沿って研修内容を考えます。ぜひお問い合わせください。

▶研修のご依頼・ご相談はこちらの専用ページで受け付けています。
▶その他のご相談・ご質問はこちらの問い合わせページから受け付けています。

この記事を書いた人
原口直

学校著作権ナビゲーター

東京学芸大学卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭。東京都公立中・東京学芸大学附属世田谷中に勤務。

2020年より学校勤務経験を活かして机上の法律と学校現場をつなぐ「学校著作権ナビゲーター」としての活動を開始。公立中学校の音楽科教員として教鞭をとる傍ら、教員・教育実習生・子どもに著作権への理解を深めてもらうための講演活動・情報発信・執筆活動を行っている。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)/東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー

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