2024年9月、鳥取県教育センターの研修で講師を務め、「学校教育と著作権~子どもたちを伸ばし、守るために~」というテーマで講演を行いました。
講演時間は155分間にわたりZoomを通してオンラインで行われ、双方向コミュニケーションツールAhaSlides(アハスライド)を用いて楽しく進めていきました。
研修の内容
研修では、著作権の基礎から始まり、学校での著作権の扱い、オンライン授業や行事配信の際の注意点、授業目的公衆送信補償金制度、学校からのよくある質問に至るまで、幅広いテーマを取り上げました。
また、参加者からの質問に答えるセクションを設けて、実際の教育現場での疑問や悩みにもお答えしました。
受講者
研修には、鳥取県の教職員約60名が参加されました。
受講者参加型の研修内容
今回の研修は、双方向コミュニケーションツールAhaSlides(アハスライド)を用いた受講者参加型とし、受講者と交流しながら講義を進めていきました。
本題に入る前にアイスブレイクでは、アハスライドのアンケート機能や言葉の入力・スケールの機能を体験していただきました。
教育現場での著作権の重要性
講演では、最近の報道を例に挙げ、教員による著作権侵害の事例やその影響について解説しました。
特に、「いらすとや」の利用ガイドラインを参照しながら、教育現場での著作物の適切な使用方法について深く掘り下げました。
「いらすとや」の利用規約を読んだことがありますか?
「いらすとや」のイラストは、全部無料で著作権がないと思っていませんか?
「いらすとや」のイラストが有償の場合、イラスト1点いくらだと思いますか?
と問いかけつつ具体的実例を交えて解説することで、著作権の知識と意識の向上を図りました。
研修を企画した担当者の感想紹介
今回の講演への登壇の声をかけていただいたきっかけは「YouTube、ウェブサイト」です。
「YouTube等を拝見し、著作権について、わかりやすくポジティブに教えてくださるので、子どもたちの学びを「制限する」のでなく、「伸ばす」「広げる」「守る」という視点で御講義いただけると確信した。」とのことです。
研修の感想
「「著作権は怖い、難しい」というイメージを払拭して、今日からやってみようと前向きに考えることができるようになった。また、ニーズや疑問にもアハスライドで双方向的でやりとりして、その場で答えてくださり、モチベーションが上がった。」
研修参加者の感想の紹介
「生徒に伝える際にこれはダメと伝えるのではなく、なぜよくないのか(困る人がいる)を伝える姿勢を大事にしたいと思いました。」
「子どもに伝える際に「作り手の視点」を考えてもらうのはとてもよいと思いました!」
「生徒や教員に自分ごととして、著作権について考えて欲しいと思いました。」
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