2024年8月、仙台大学附属明成高等学校の研修で講師を務め、「学ぼう!使おう!学校での著作権活用セミナー」というテーマで講演を行いました。
講演時間は60分間にわたり仙台市において対面で行われ、双方向コミュニケーションツールAhaSlides(アハスライド)を用いて楽しく進めていきました。
今回はSARTRAS(授業目的公衆送信補償金等管理協会)の共通目的事業として実施されている「リクエストセミナー」の制度を使った研修でした。
研修の内容
研修では、著作権の基礎から始まり、学校での著作権の扱い、オンライン授業や行事配信の際の注意点、授業目的公衆送信補償金制度、学校からのよくある質問に至るまで、幅広いテーマを取り上げました。
また、参加者からの質問に答えるセクションを設けて、実際の教育現場での疑問や悩みにもお答えしました。
受講者
研修には、学校教職員約50名が参加されました。
受講者参加型の研修内容
今回の研修は、双方向コミュニケーションツールAhaSlides(アハスライド)を用いた受講者参加型とし、受講者と交流しながら講義を進めていきました。
本題に入る前にアイスブレイクでは、アハスライドのアンケート機能や言葉の入力・スケールの機能を体験していただきました。
教育現場での著作権の重要性
講演では、最近の報道を例に挙げ、教員による著作権侵害の事例やその影響について解説しました。
特に、「いらすとや」の利用ガイドラインを参照しながら、教育現場での著作物の適切な使用方法について深く掘り下げました。
「いらすとや」の利用規約を読んだことがありますか?
「いらすとや」のイラストは、全部無料で著作権がないと思っていませんか?
「いらすとや」のイラストが有償の場合、イラスト1点いくらだと思いますか?
と問いかけつつ具体的実例を交えて解説することで、著作権の知識と意識の向上を図りました。
研修を企画した担当者の感想紹介
今回の講演への登壇の声をかけていただいたきっかけは「ウェブサイト」です。「宮城県高等学校司書教諭研修会に参加した本校司書の情報から」とのことです。
研修の感想
「原口先生のご講演は、本校の教職員にとって大変学びの多い内容であり、今後の実務に大いに役立つものと感じました。教職員からも大変参考になったと評価を得ており、深く感謝申し上げます。」
研修参加者の感想の紹介
「何気なく使っていたイラストや授業内で生徒に作らせていたスライドに色々な注意すべき点があることを初めて知ることが出来た。知らないで済まされないこともあると思うので、確認を怠らないようにしたいと思った。」
「著作権について考える機会となった。先生の動画を見てさらに学んでみたいと思います。」
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