2024年6月、信州大学教育学部附属長野小学校の出前授業と教員研修において講師を務め、「著作権を知ろう」というテーマで授業と講演を行いました。
今回はSARTRAS(授業目的公衆送信補償金等管理協会)の共通目的事業として実施されている「リクエストセミナー」の制度を使った研修でした。
今回は1ヶ所において3講演(授業2コマ、研修1コマ)を行うという初めての講演スケジュールでした。
とても効率がよく大歓迎です!
教員時代の経験から、朝早くから歌ったり、一日中喋り続けたりするのには慣れています。
自治体の中の各学校を回ることも可能ですし、学校と学校以外(役所等)をセットに研修を実施することも可能です。講演内容やスケジュールは柔軟に対応しますので、お気軽にご相談ください!
児童向け著作権出前授業の内容
児童向けは出前授業の時間数は合計2コマ。2~4年生向け授業に1コマと5年生6年生向け授業に1コマと分けて、発達段階に応じて授業内容を変更しました。
授業は信州大学附属長野小学校の体育館において、パワーポイントの資料を使いながらわかりやすい言葉を心がけて授業を進行しました。
最初に1曲、長野県民なら誰でも歌える長野県歌『信濃の国』(作詞 浅井洌・作曲 北村季晴)を歌って授業をスタート。この学校の校歌でもあり、舞台脇に歌詞が掲示されていました。
高学年への授業では、「著作権を守らないとどうなるか?」という少し踏み込んだ問いを投げかけました。
教員向けの著作権研修の内容
教員向け研修は60分間にわたり校内の教室において行われ、パワーポイントと双方向コミュニケーションツールAhaSlides(アハスライド)を用いて楽しく進めていきました。
教員向け研修では、著作権の基礎から始まり、学校での著作権の扱い、授業目的公衆送信補償金制度などのテーマを取り上げました。
授業と研修を企画した担当者の感想紹介
今回、授業と講演への登壇の声をかけていただいたきっかけは、「小学図書館ニュース」(少年写真新聞社)に寄稿している「学校図書館のための著作権講座」を読んでいただいたことでした。
「GIGAスクール構想が進み、教員や児童がオンラインで作品を作る機会が増え、著作物を活用する場面も増えました。著作権に気をつけていかなければいけない事はわかっていても、どのような事に気をつけて行ったらよいか、また子ども達にどのように伝えて行ったら良いかと悩みがありました。そんな中、原口先生のホームページやYouTubeを、拝見して、教員だけでなく、小学2年生から対象とした、講演会の実績があり、子どもたちにも楽しんで学ぶ機会になる内容であったこと、教員経験があることが決め手になりました。」
研修の感想
「子どもを犯罪者にしないために、というお話しがとても印象に残りました。また、こうすればできるという解決策をお話しいただき大変有り難かったです。アハスライドを活用してのご講演は、楽しく、わかりやすく、とても良かったです。作った人やその作品にこめる思いに心めぐらせるという事、子どもの作品、写真であっても同じという事を心にとめ、日々過ごして行きたいと思います。著作権について知る機会をいただき、ありがとうございました。」
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