2024年7月、川崎市教育委員会主催の全市図書ボランティア研修で講師を務め、「学校の著作権」というテーマで講演を行いました。
講演時間は80分間にわたり川崎市で行われ、双方向コミュニケーションツールAhaSlides(アハスライド)を用いて楽しく進めていきました。
今回はSARTRAS(授業目的公衆送信補償金等管理協会)の共通目的事業として実施されている「リクエストセミナー」の制度を使った研修でした。
研修の内容
研修では、著作権の基礎から始まり、学校での著作権の扱い、オンライン授業や行事配信の際の注意点、授業目的公衆送信補償金制度、学校からのよくある質問に至るまで、幅広いテーマを取り上げました。
また、参加者からの質問に答えるセクションを設けて、実際の教育現場での疑問や悩みにもお答えしました。
受講者
研修には、学校司書と図書ボランティアさん約100名が参加されました。
受講者参加型の研修内容
今回の研修は、双方向コミュニケーションツールAhaSlides(アハスライド)を用いた受講者参加型とし、受講者と交流しながら講義を進めていきました。
本題に入る前にアイスブレイクでは、アハスライドのアンケート機能や言葉の入力・スケールの機能を体験していただきました。
教育現場での著作権の重要性
講演では、最近の報道を例に挙げ、教員による著作権侵害の事例やその影響について解説しました。
特に、「いらすとや」の利用ガイドラインを参照しながら、教育現場での著作物の適切な使用方法について深く掘り下げました。
「いらすとや」の利用規約を読んだことがありますか?
「いらすとや」のイラストは、全部無料で著作権がないと思っていませんか?
「いらすとや」のイラストが有償の場合、イラスト1点いくらだと思いますか?
と問いかけつつ具体的実例を交えて解説することで、著作権の知識と意識の向上を図りました。
研修を企画した担当者の感想紹介
今回の講演への登壇の声をかけていただいたきっかけは「ウェブサイト」です。
「学校図書館の学校司書の方々から著作権についての質問が多かったため」とのことです。
研修の感想
「とても勉強になる時間になりました。無料のイラストなどにも無料の範囲があり、確認をしなければいけないことが一番勉強になりました。また、利用していることがいつでも確認できてしまうことも驚きでした。
質疑応答のやり方が工夫されていて、参加者が質問しやすい手段を取られていて参考になりました。」
研修参加者の感想の紹介
「著作権は敷居が高いイメージだったが、少しハードルが下がった。」
「(著作権の保護期間が)50年から70年に変わっていたとは知りませんでした。その他、大変勉強になりました。」
「出席を決めてから、内容が難しいので、寝たらどうしよう…と思っていましたが、先生の話術や興味深い内容で、眠気など起きませんでした(笑)先生のYouTubeで復習します。」
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