2023年10月、神奈川県横浜市教育委員会からの依頼で、「学校図書館と著作権」というテーマで著作権研修の講師を務めました。
講演時間はオンラインで90分間。
対象者は横浜市立小中学校等の学校司書さんでした。人数はなんと500名!さすが横浜市です。
Zoomを使ってPowerPointを共有したり、双方向コミュニケーションツールAhaSlides(アハスライド)を用いて楽しく進めていきました。
本題に入る前にアイスブレイク。
アハスライドのアンケート機能や言葉の入力・スケールの機能を体験していただきました。ワードクラウドでは、回答が重複すると中央に大きく表示されます。
次に「著作権」からイメージする言葉3つを聞きました。
研修を企画した担当者の感想紹介
今回の講演への登壇の声をかけていただいた理由は、
「学校司書が受講対象であったことから、授業や学校の実情を具体的にイメージできることが望まれました。そうした中、『学校図書館 2023年1月号(No.867)・学校図書館 2023年2月号(No.868) (発行:公益社団法人 全国学校図書館協議会)』の中で『学校図書館セミナー2022 記録 対談 お悩み解決!著作権』を読むことがあり、学校現場の具体的な場面が紹介されていたため、講師としてお招きしたいと考えました。」
研修の感想
横浜市において、学校司書は校内において欠かせない存在になっていることは間違いないのですが、教職員とじっくりと相談や検討をする時間が確保できず、悩みを一人で抱え、不安に感じていた方も多かったように見受けられます。「著作権」について学ぶ時間と、自分のこれまでの経験とこれからの行動や心がけを確認できる機会は、学校司書に安心感を与えてくれたと感じています。
まずは「原則」を学び「例外」を知ることは、子どもたちへの授業と重なる部分があり、教諭にも受講いただきたいと感じる内容が多くありました。「書影」「読み聞かせ」「しおり・ブックカバー」「看板・Tシャツ」等。「誰が」「誰に」「何のために」を常に頭の真ん中に置いていただけるよう、学校司書等へ確認していきます。
まとめ
学校司書さん向けの講演では多くの質問が出るのが特徴です。
質問が出てくるということは、著作権について意識があり、疑問を持つ機会があるということです。
学校の中で著作権に困った時に「誰に聞くか?」と思った時に「学校図書館に行ってみよう」となるのが理想です。
学校司書さん始めとする学校図書館に関わる方たちは、著作権についてよく知っていたり、学び続けたりしています。ぜひ学校図書館に足を運んでまずは世間話からしてみましょう。
コメント