【研修事例】学校での著作権(福島県南高等学校図書館研究会)

司書向け学校著作権研修の紹介
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2024年10月、福島県南高等学校図書館研究会の研修で講師を務め、「学校での著作権」というテーマで講演を行いました。
講演時間は60分間にわたりZoomを通してオンラインで行われ、双方向コミュニケーションツールAhaSlides(アハスライド)を用いて楽しく進めていきました。

 

 

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研修の内容

研修では、著作権の基礎から始まり、学校での著作権の扱い、オンライン授業や行事配信の際の注意点、授業目的公衆送信補償金制度、学校からのよくある質問に至るまで、幅広いテーマを取り上げました。

また、参加者からの質問に答えるセクションを設けて、実際の教育現場での疑問や悩みにもお答えしました。

 

受講者

研修には、福島県の高校教員・司書の約25名が参加されました。

 

受講者参加型の研修内容

今回の研修は、双方向コミュニケーションツールAhaSlides(アハスライド)を用いた受講者参加型とし、受講者と交流しながら講義を進めていきました。
本題に入る前にアイスブレイクでは、アハスライドのアンケート機能や言葉の入力・スケールの機能を体験していただきました。

 

教育現場での著作権の重要性

講演では、最近の報道を例に挙げ、教員による著作権侵害の事例やその影響について解説しました。
特に、「いらすとや」の利用ガイドラインを参照しながら、教育現場での著作物の適切な使用方法について深く掘り下げました。

「いらすとや」の利用規約を読んだことがありますか?
「いらすとや」のイラストは、全部無料で著作権がないと思っていませんか?
「いらすとや」のイラストが有償の場合、イラスト1点いくらだと思いますか?

と問いかけつつ具体的実例を交えて解説することで、著作権の知識と意識の向上を図りました。

 

 

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研修を企画した担当者の感想紹介

今回の講演への登壇の声をかけていただいたきっかけは「研修受講者からの紹介」です。
著作権の内容を他の誰かに伝えなければと思った上で、次につなげていただけるのはとてもうれしいことです。  

 

研修の感想

短時間の中で、凝縮して著作権について学ぶことができました。参加者それぞれ疑問不安に思っていたことの答えをご講演のなかでご提示いただきました。

『だめ』ではなく『できる』ことを教えるという言葉がとても印象深いです。

SARTRAS、画像の許諾について、学校での場面に応じた著作権の○×など具体的に知ることができあっという間の1時間でした。著作権については、年々変化更新されていくと思うので、今回一度限りではなく、今後もご講演の機会をもてればと感じました。

参加者全員、大変勉強になる貴重な時間でした。 

 

 

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研修参加者の感想の紹介

「とてもわかりやすかったです。もう一度復習して、今日から始めたいと思います。」 

学校での著作権については研修・講習・授業などでお話をしています。(事例→先生向け研修生徒向け授業司書向け研修)国公立中学校での実践経験の中で培った現場目線を大切にしながら、各学校の実情やお悩みに沿って研修内容を考えます。ぜひお問い合わせください。

▶研修のご依頼・ご相談はこちらの専用ページで受け付けています。
▶その他のご相談などはこちらの問い合わせページから受け付けています。

この記事を書いた人
原口直

学校著作権ナビゲーター

東京学芸大学卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭。東京都公立中・東京学芸大学附属世田谷中に勤務。元東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー。

2020年より学校勤務経験を活かして机上の法律と学校現場をつなぐ「学校著作権ナビゲーター」としての活動を開始。教員・教育実習生・子どもに著作権への理解を深めてもらうための講演活動・情報発信・執筆活動を行っている。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)

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