【先生からの質問に回答】授業のアイデアは著作権法で保護される?

【先生からの質問に回答】授業のアイデアは著作権法で保護される? 教育現場での著作権対応
教育現場での著作権対応
本サイトはアフィリエイトプログラム等による収益を得ています
PR

様々な授業のアイデアなどが日々生まれてくると思います。
小学校なら学年の教員間で共有したり、中学校高校なら教科間で共有したり相談したりということあると思います。

A先生が思いついた教科・授業のアイデアをA先生の許可なくB先生が実施していいのでしょうか?

Q
A先生の授業アイデアを、A先生の許可なくB先生が自分の授業で実施しても良いですか?
A

できます。「アイデア」は著作権法の保護対象ではありません。

先生方が日々考えている授業のアイデア・教材教具のアイデア、これはアイデアの段階では著作権法では保護されません。

しかし、他の先生が自分のアイデアを無断で活用して授業をした場合、皆さんならどう考えるでしょうか?
「嬉しい!」と思うのか「それ私のアイデアなのに!(怒)」と思うのか。

また、自分自身が誰かのアイデアを無断で利用してしまうこともあるかもしれません。
そもそも他の人の実践や研究、他の人からのアドバイス・アイデアが自分の授業の基礎になることも当然あります。

自分が他の人のアイデアを使って授業をする時に、「この相手がどう思うか?」そこに少し配慮をしてみましょう。

ウェブサイトの記事の内容は動画と同じです。
動画「【先生からの質問に回答】授業のアイデアは著作権法で保護される?」も是非ご覧ください。

学校における「著作権」の正しい理解と実践のために
著作権に関する研修・講習・授業を通じて、学校現場での対応についてお伝えしています。
これまでの研修例には、先生向け研修生徒向け授業司書向け研修などがあり、幅広いニーズに対応してきました。

国公立中学校での実践経験をもとに、現場に即した内容でご提案いたします。
学校ごとの課題やご要望に応じて柔軟に対応いたしますので、ぜひご相談ください。

研修のご依頼・ご相談は
こちらの専用ページで受け付けています。
その他のご相談などは
こちらの問い合わせページから受け付けています。

この記事を書いた人
原口直

学校著作権ナビゲーター

東京学芸大学卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。東京都公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校で勤務。元・東京学芸大学こども未来研究所 教育支援フェロー。

2020年より、学校現場での経験を活かし、机上の法律と教育現場をつなぐ「学校著作権ナビゲーター」として活動を開始。教員・教育実習生・子どもたちに向けて、著作権への理解を深める講演・情報発信・執筆活動を行っている。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)/東京学芸大学 附属学校図書館運営専門委員会 著作権アドバイザー(2025年〜)

原口直をフォローする
PR