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【研修事例】学校司書研修(東京都教職員研修センター)

司書向け学校著作権研修の紹介
司書向け学校著作権研修の紹介
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2023年8月に実施された東京都教職員研修センター主催の専門実務研修において、都立学校に勤務する司書職員120名に向けた学校司書研修の講師を務めました。
(なお本研修は、授業目的公衆送信補償金制度の共通目的基金事業「リクエストセミナー「学ぼう!使おう!学校での著作権活用セミナー」」として実施しました)

講演時間は180分間。
対面でPowerPointを提示したり、グループワークをしたりして進めていきました。

 

冒頭いきなり、歌いました。「対面でしかできないことをしたい」と考えたからです。
法律のプロに私の著作権の知識は到底およびません。「できることは歌しかない!」と考えて、導入に『赤とんぼ』を歌いました。

『赤とんぼ』は学習指導要領にある中学生の共通教材の1つです。三木露風・山田耕筰という偉大な著作者によって作られた曲を、中学時代に学び、そして今は中学生に教えています。そういった理由からこの曲を選曲しました。

 

 

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研修とグループワークを実施

研修では、冒頭で学校だよりのイラスト著作権侵害についての現状と対策を話しました。

●「フリー」「無料」とあるイラストサイトの利用規約を読むことの大切さ
●Googleの画像検索を使うことで特定のイラストを使っている学校のウェブページに簡単にたどりつくこと

などを実際にデモンストレーションを交えて紹介しました。
そして、「著作権の基礎」「学校での著作権」「オンライン授業(SARTRASの仕組み)」「学校での実践」を話しました。

「研修に参加している学校図書館の皆さんが持つ著作権の知識の幅は様々である」と事前にうかがっていましたので、基礎から丁寧に話しました。
また、ワークでは「校長先生が作った学校だよりにイラストが載っていたら、どのように著作権を伝えるか」をグループごとに考えていただきました。

 

 

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研修を企画した担当者の感想紹介

依頼したきっかけ

今回の講演への登壇の声をかけていただいた理由は「東京都立高等学校の学校司書会のご推薦」でした。
ありがたいことです。

 

研修の感想

依頼の決め手は
「様々な委員を務められ、著作権に関する研修も数多くされており、学校図書館のデジタル化が進む中で、判断に困ることが多々あり、今後、学校図書館はどのようにしていけばよいのか、学校現場に沿ったお話を伺うことができるからです。」

 

「著作権の基本等が非常にわかり易く、今までで一番「腑に落ちた。」と感じました。
どうしても「例外」から入りがちな学校図書館としては、利用者にはまず「原則」から伝えるべしということを肝に銘じます。公共・大学図書館の経験者も、学校図書館との違いを知ることができたよい機会でした。対面で先生の熱量を直に感じることができ、より知識が浸透しました。」

と、うれしい感想をいただきました。

 

 

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まとめ

学校図書館は学校著作権の要です。

学校司書・司書教諭・ボランティアはもちろん、生徒の図書委員会・学校図書館を利用する生徒も同じです。
著作物を利活用して愛好する人たちに対しては著作権の話は伝えやすいと感じます。

学校での著作権については研修・講習・授業などでお話をしています。(事例→先生向け研修生徒向け授業司書向け研修)国公立中学校での実践経験の中で培った現場目線を大切にしながら、各学校の実情やお悩みに沿って研修内容を考えます。ぜひお問い合わせください。

▶研修のご依頼・ご相談はこちらの専用ページで受け付けています。
▶その他のご相談・ご質問はこちらの問い合わせページから受け付けています。

この記事を書いた人
原口直

学校著作権ナビゲーター

東京学芸大学卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭。東京都公立中・東京学芸大学附属世田谷中に勤務。

2020年より学校勤務経験を活かして机上の法律と学校現場をつなぐ「学校著作権ナビゲーター」としての活動を開始。公立中学校の音楽科教員として教鞭をとる傍ら、教員・教育実習生・子どもに著作権への理解を深めてもらうための講演活動・情報発信・執筆活動を行っている。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)/東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー

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