2023年8月に笠間市教育委員会の学校著作権研修会としておこなわれた「学校における著作権」の講師を務めました。
講演時間は90分間、オンライン会議ツールZoomでPowerPointを共有したり、双方向コミュニケーションツールAhaSlides(アハスライド)を用いたりして、楽しみながら進めていきました。
内容は、「著作権の基礎」「学校での著作権」「オンライン授業や行事配信の留意点」「授業目的公衆送信補償金の制度」「著作権教育の実践例」「学校からのよくある質問」「質疑応答」でした。
対象者は、小中高特支管理職・情報担当の先生方で約20名が参加されました。
本題に入る前にアイスブレイク。
アハスライドのアンケート機能や言葉の入力・スケールの機能を体験していただきました。
今回はオンラインでしたので、笠間市のおいしいものを尋ねました。ワードクラウドでは、回答が重なると文字が大きく表示されます。
栗系の回答が多く、冒頭からお腹がすいてきました。
イラストの著作権侵害はバレます
ここからは本題です。
まずは「著作権」からイメージする言葉を問いました。
講演の中では「昨今に起きた報道」について話をしました。
学校だよりの著作権侵害のニュースを取り上げて、教員の著作権の知識と意識の大切さを話しました。
実際にGoogleレンズでイラストを画像検索する様子を実際に例示したので、イラストからサイトにたどりつくことがいかに簡単かを感じていただけたと思います。
また、授業実践例も3例紹介しました。
研修を企画した担当者の感想紹介
今回の講演への登壇の声をかけていただいたきっかけは、文化庁の教職員著作権講習会でした。
依頼したきっかけ
動画の内容と、講演等の実績、また、学校現場をよくご存じであることです。
研修の感想
大変わかりやすく、教員・児童生徒に向けて明日にでも研修・授業ができる内容となっていた点が素晴らしかったです。
研修参加者の感想の紹介
・学校での著作権について、学校外との間での著作物の扱いについて詳しく学ぶ事ができた。学校内で是非周知をしていきたい。
・これまでの自分を振り返り、怖くなりました。今後、著作権を常に意識して教育活動を進めます。子どもたちには「こうすれば使えるよ」をきちんと説明できるようにしたいです。
・笠間市がSARTRASの支払いをしていることが分かり、教育活動の中で積極的に使っていけることを使っていけることを先生方に伝えることができるのはよかった。
まとめ
対象が小中学校の情報担当ですので、日々現場で起こることの矢面に立っているのだろうということが、質問の多さや質問の内容から感じました。
SARTRASの認知度はまだまだ低いので、胸を張ってオンラインを使ってもらうために「あなたの自治体・学校は、大丈夫ですよ」と伝えていきたいと思います。
SARTRASへ補償金を支払っているかどうかは、サイトからいつでも誰でも検索できます。ぜひ一度ご覧ください。
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