学校での生成AI活用、基本から整理|授業・校務・著作権の3つのポイント

生成AI活用(校務・授業)
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先生のための生成AI活用講座
授業や校務での実践的な生成AI活用法について、コピペしてすぐに使えるプロンプトやリスク対策も含めて、教職員に必要な情報を紹介しています。

先生のための生成AI活用講座
授業や校務で使える実践的な生成AI活用法を紹介。コピペして使えるプロンプトやリスク対策も含めて、生成AI初心者でも生成AIがすぐに使えるよう分かりやすく解説しています。

近年、生成AIの活用が社会全体で広がっています。学校現場も例外ではなく、授業や校務での活用が少しずつ始まっています。

この記事では、生成AIの基本説明から学校での具体的な活用方法、そして著作権に関するポイントまで、3つに整理してお伝えします。

この情報は動画配信時点の情報です。必ず最新の情報をご確認ください。また運用の際は必ず原文をお読みください。

 

 

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本記事の内容を含め、学校現場に合わせた著作権研修を行っています。
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生成AIとは?基本をおさらい

生成AIとは、大量の情報を学習し、人間のような文章や画像を生成する技術のことです。代表的なツールにはChatGPTやGeminiがあります。これらのツールはとても便利な反面、使い方には気をつけたいポイントがあります。

 

生成AI初心者必見!授業準備から情報発信までの実践例」では、実際に生成AIを使っている様子をお見せしています。使ったことがない方は是非ご覧ください。
生成AI初心者必見!授業準備から情報発信までの実践例【動画解説付き】
生成AIを使ったことがない先生向けに、授業準備や情報発信、研修資料作成での具体的な活用法をわかりやすく紹介!動画解説付きで、実際の使い方も簡単に理解できます。著作権や情報セキュリティの注意点も詳しく解説。

 

 

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著作権の基本:知っておきたいルール

著作権は「知的財産権」の一つであり、音楽や文章、写真、イラストなど創作された瞬間に自動的に発生します。著作権のある作品は原則として作成者のものとされ、使用・複製・改変する場合には著作者の許可が必要です。

ただし、著作権法には例外規定もあります。学校では、著作権法第35条により授業の中で限定的に著作物を利用することが認められています。この適用範囲は「教員から児童生徒、またはその逆のやり取りで、授業の中で使う場合」に限られます。また授業のために必要な限度であること、著作権者の利益を不当に害しないことも条件です(ドリルやワークブックのコピーがこの例外に当たらない主な理由はこの点にあります)。

こうした基本を踏まえた上で、生成AIの活用にも著作権の視点が欠かせません。

 

▼先生が知っておきたい学校著作権の基礎について

【教職員向け】学校の著作権がこれだけでわかる|授業・行事・生成AIの要点まとめ
教職員向けに、授業や行事で必要な著作権知識を短時間で学べる動画・記事を厳選紹介。教育現場での対応力を高める実践ガイド。
もし著作権法第35条がなかったら──授業・オンライン配信・補償金制度まで、学校を守るルールを徹底解説
著作権法第35条がない世界を想像したことはありますか?コピー・引用・オンライン配信……学校の当たり前を支えるこの法律と、授業目的公衆送信補償金制度(SARTRAS)の仕組みをセットで解説します。

 

 

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最新動向:文科省ガイドラインと学校現場

2024年4月には文化庁の著作権課で生成AIと著作権についての議論が行われました。その後7月に「初等中等教育段階における生成の利活用に関する検討会議」が設置され、教育関係者や専門家による検討が進められました。そして2024年12月には、文部科学省から正式なガイドラインが発表されました。

このガイドラインは文部科学省のウェブサイトに掲載されており、全文とともに概要版(1〜2枚程度)も用意されています。まずは概要版から目を通してみてください。

 

▼ガイドラインや生成AIを使う時に気をつけたい著作権についての解説記事

学校で生成AIを使うときの著作権──入力・出力・SNS公開まで先生が押さえるべき注意点
学校で生成AIを活用する際に知っておきたい著作権の基本をまとめます。プロンプト入力時の注意(キャラクター名・商標)、出力結果の確認方法、SNS・Web公開時の第35条の範囲、そしてAI生成画像の著作権リスクまで、授業・校務での実践に即して解説します。
文科省の生成AIガイドライン、何が変わった?新旧比較と教育現場の実務ポイント【2025年版】
文部科学省が2024年12月に公表した生成AIガイドラインVer.2.0と旧暫定版の違いを6つの観点で比較。著作権・情報モラル・校務利用など学校現場の実務ポイントを教職員向けにわかりやすく解説します。

 

 

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活用ポイント①:授業での利用

生成AIは、生徒の学びを支えるツールとして授業にも活用できます。

例えば英語のライティング授業では、生徒が書いた英文を入力することで、文法や表現に関するアドバイスを得ることができます。「この表現をもっと自然に言うとこうなります」「ここはこういう言い回しが良いですね」といったフィードバックが返ってきます。あくまで参考情報として活用し、生徒が自ら考えて書く力を育てる姿勢を大切にしてください。

授業で使う際の基本的な注意点として、使用目的を学習指導の目標と結びつけて考えることが大切です。生徒の名前や生年月日などの個人情報を入力しないこと、そして出力結果は必ず教員が確認し、生徒にそのまま使わせないことも押さえておきましょう。

 

 

活用ポイント②:校務での利用

生成AIは授業以外にも、教員の業務(校務)を効率化する手段として活用できます。

例えば、運動会のお知らせや感染症予防の案内など、保護者向けの通知文のたたき台作成に利用できます。生成された文案をもとに学校の実情に応じて調整すれば、作成にかかる時間を大幅に短縮できます。

校務での利用でも、出力内容は必ず人間が確認・修正することが大前提です。また授業での利用と同様に、個人情報や機密情報の入力は避けてください。

 

 

活用ポイント③:著作権への配慮

生成AIの利用にあたって最も注意したいことの一つが著作権です。知らないうちに著作権上の問題が生じてしまう可能性があります。

例えば、有名なキャラクターの名前を入力して似たようなイラストを作らせたり、歌詞の一部を使って詩を作らせたりすると、著作権の問題が発生する可能性があります。特定の著作物を模倣するような指示は避け、出力された内容が既存の著作物に似ていないかを確認するようにしてください。

授業での利用については、著作権法第35条(学校での例外規定)の範囲、つまり「教員から子供・子供から教員、授業の中」に限られることを念頭に置いてください。授業の目的を超えて活用する場合には、別途著作権への対応が必要になります。

 

学校で生成AIを利用する際に押さえておきたい著作権のポイントを「生成AIと著作権の注意点!学校現場での正しい使い方とは?」で解説しています。
学校で生成AIを使うときの著作権──入力・出力・SNS公開まで先生が押さえるべき注意点
学校で生成AIを活用する際に知っておきたい著作権の基本をまとめます。プロンプト入力時の注意(キャラクター名・商標)、出力結果の確認方法、SNS・Web公開時の第35条の範囲、そしてAI生成画像の著作権リスクまで、授業・校務での実践に即して解説します。

生成AIと著作権の関係を校内研修で取り上げたい場合は、研修テーマ一覧もご覧ください。

 

 

よくある質問

Q. ChatGPTやGeminiを授業で使っても大丈夫ですか?

授業の目的と一致した使い方であれば活用できると考えられます。生徒の個人情報を入力しないこと、出力結果を教員が確認することが基本です。また2024年12月の文科省ガイドラインでも、授業での生成AI活用について具体的な考え方が示されています。

 

Q. 生成AIで作った画像を学校のウェブサイトに使えますか?

生成AIで作った画像には著作権的なグレーゾーンが存在します。特定のキャラクターや著作物に似た画像は著作権の問題が生じる可能性があるため、慎重な判断が求められます。文科省ガイドラインや最新の動向を確認しながら対応するようにしてください。

 

Q. 文科省のガイドラインはどこで見られますか?

文部科学省のウェブサイトに全文と概要版が掲載されています。概要版は1〜2枚程度でまとめられており、まず全体像をつかむのに役立ちます。

 

 

おわりに:安心して生成AIを活用するために

生成AIはとても便利なツールですが、正しく使うことが大切です。授業や校務で活用する場合には、使用目的を明確にして出力結果をしっかり人間がチェックすることを心がけてください。著作権についても基本的な知識を持ち、慎重に対応していきましょう。

最初は戸惑うかもしれませんが、「こんな使い方ができるんだ」と実感できるようになれば、より創造的な活用アイデアも生まれてきます。ぜひ生成AIを味方につけて、学校での活用を試してみてください。


著作権研修・出前授業のご依頼を承っています。生成AIと著作権をテーマにした研修も対応可能です。テーマ例や過去の事例は研修テーマ一覧をご覧ください。お問い合わせはこちらからどうぞ。

 

この記事は、動画「生成AI×学校の基本|授業・校務・著作権、先生が最初に知っておきたい3点」をもとに作成しました。

「もっと体系的に学びたい」「校内で共有したい」という方へ
本記事の内容を含め、学校現場での著作権対応を体系的にお伝えする研修を行っています。
教育委員会・学校単位・研究会単位でのご依頼も受け付けています。これまでの研修例については、先生向け研修・生徒向け授業・司書向け研修をご覧ください。

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この記事を書いた人
原口直

学校著作権ナビゲーター

東京学芸大学卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。東京都公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校で勤務。元・東京学芸大学こども未来研究所 教育支援フェロー。

2020年より、学校現場での経験を活かし、机上の法律と教育現場をつなぐ「学校著作権ナビゲーター」として活動を開始。教員・教育実習生・子どもたちに向けて、著作権への理解を深める講演・情報発信・執筆活動を行っている。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)/東京学芸大学 附属学校図書館運営専門委員会 著作権アドバイザー(2025年〜)

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