【著作権の授業実践事例】著作権の基礎・学内外での著作権の違い(東大阪市立弥刀中学校)

生徒向け著作権出前授業の紹介
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2023年3月、東大阪市立弥刀中学校で著作権出前授業の講師を務めました。

授業時間は2時間。オンライン会議ツールZoomでPowerPointを共有したり、双方向コミュニケーションツールAhaSlides(アハスライド)を用いて楽しく進めていきました。

授業内容のリクエストは「文化庁で発表した著作権授業実践と同様の内容」でしたので、音楽(Official髭ダンディズム『ミックスナッツ』)を導入とした著作権教育にしました。

対象者は中学1・2年生の7クラス約200名です。システムの仕様上、端末を2人で1台使用してもらいました。

 

 

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双方向型のオンライン出前授業

本題に入る前にアイスブレイク。
アハスライドのアンケート機能や言葉の入力・スケールの機能を体験していただきました。今回はオンラインでしたので、東大阪市の名物を聞いてみました。ワードクラウドでは、回答が重なると文字が大きく表示されます。

 

ここからは本題です。

使ったことがあるSNSや好きな歌手を尋ねた後、本題の『ミックスナッツ』をどうやって聴く?ということを回答してもらいました。

 

『ミックスナッツ』のYouTube動画の概要欄に書かれている多くの作り手の職業・名前を確認したあと、これら以外の音楽を届けるために必要な職業について考えてもらいました。
様々な聴き方のメリット・デメリットでは予想通り。「YouTubeはタダ」「広告が邪魔」という意見があったので、YouTube収益化の話をしました。また、音楽の著作権に関するクイズを出題しました。

 

休み時間をはさんで「著作権の基礎」を解説。

・「作品は作った人のもの」
・使う時・増やす時・変える時には作った人に許諾が必要

という話をしました。

 

次に、グループ活動です。
1~6班までのそれぞれの班のなかで、漫画の海賊版やファスト映画などの子どもが普段目にする著作物について、作り手・使い手の両方の立場に立って考えてもらい、アハスライドで意見を集約しました。

最後に「学校は著作権の例外」という話。
学校での著作物の使い方は学校外では違反になってしまう可能性があること。
また、オンライン授業ができるのは東大阪市のおかげで、税金から1人年額180円支払ってもらっていることを話しました。

 

 

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授業を受けた生徒の感想

・著作権の言葉自体は知っていたけど、詳しいことについては知らなかったので、改めて知ることができてとても良かったです。自分だけではなく、他人が著作権違反をしそうになっていたら注意するようにしたいです。

・学校外と学校内ではルールが変わってしまうから気をつけようと思いました。

・家に帰ったら、LINEのアイコンを確認しようと思いました。

 

 

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出前授業を企画した担当者の声

・放課後にクラブ指導をしている時に、生徒の雑談の中で「これって著作権どうなんだろ?」という言葉が聞こえてきました。お話を聞いて、早速意識が向けられていると感じました!

・子どもの興味を惹きつけるようなテーマとツールで出前授業を行なっていただきありがとうございました。

 

今回の講演への登壇の声をかけていただいたきっかけは「文化庁での講演」です。
毎年夏に開かれる文化庁著作権課主催の教職員著作権講習会。オンラインであることも手伝って、全国からたくさんの参加者があります。

学校での著作権については研修・講習・授業などでお話をしています。(事例→先生向け研修生徒向け授業司書向け研修)国公立中学校での実践経験の中で培った現場目線を大切にしながら、各学校の実情やお悩みに沿って研修内容を考えます。ぜひお問い合わせください。

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この記事を書いた人
原口直

学校著作権ナビゲーター

東京学芸大学卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭。東京都公立中・東京学芸大学附属世田谷中に勤務。

2020年より学校勤務経験を活かして机上の法律と学校現場をつなぐ「学校著作権ナビゲーター」としての活動を開始。東京学芸大こども未来研究所教育支援フェローとして教員・教育実習生・子どもに著作権への理解を深めてもらうための講演活動・情報発信・執筆活動を行っている。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)/東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー

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