音楽の著作権を学ぶ出前授業|新日本フィルのアウトリーチ活動に参加(2024年11月~2025年3月)

生徒向け著作権出前授業の紹介
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2024年11月~2025年3月、新日本フィルハーモニー交響楽団によるアウトリーチ活動の一環として、著作権講座「音楽に拍手をしよう」を担当しました。

学校や教育現場の子どもたちに向けて、音楽づくりの背景や著作権について楽しく学べる内容をお届けしています。

SARTRAS(一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会)の助成による活動のご報告 | [公式]新日本フィルハーモニー交響楽団—New Japan Philharmonic—
新日本フィルではSARTRAS(一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会)から助成をいただき、音楽著作権制度の啓蒙普及を図る目的で、小中高校生を対象に演奏と制度解説を一緒にしたアウトリーチ活動を始めました。これまでの活動をご報告いたしま...

 

 

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実施校・実施形態

  • 神奈川県立大船高校吹奏楽部(動画)
  • 湯河原町立吉浜小学校(動画)
  • 横浜市立保土ヶ谷中学校(対面)
  • 世田谷区立芦花中学校(対面)
  • 大井町立上大井小学校(動画)
  • 足立区立渕江第一小学校(動画)
  • 秦野市立本町中学校(対面)
  • 私立相洋中学校(対面)

 

実施内容

交響楽団による演奏(約45~60分間)のプログラム内で、約15分間の講座を担当。
実施形式は以下の3パターンに対応しました:

  • 対面形式(PowerPointを用いた講話)
  • オンライン形式(PowerPoint+オンライン配信)
  • 事前収録動画の提供

 

主な講座内容

  • 「拍手を言葉にすると何だろう?」という導入から、音楽を作る人へのリスペクトを深める話
  • 著作権の基礎知識と種類
  • 学校教育現場での著作権の扱い方
  • SARTRAS(授業目的公衆送信補償金等管理協会)の仕組みと意義

 

 

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補足情報:SARTRASと著作権教育の意義

今回の事業は、SARTRASの共通目的事業の一環として実施されました。

学校の授業における著作物の複製・公衆送信には年額の補償金(例:小学生120円、中学生180円、高校生420円)が発生します。
この補償金は:

  • 80%:創作した方(著作者)への還元
  • 20%:「これから創作する人」支援(著作権教育、コンクール運営、データベース整備 など)

に活用されます。

こうした取り組みを通じて、子どもたちが音楽の背景にある創作の価値や著作物を大切にする気持ちを育んでいけることを目指しています。

学校における「著作権」の正しい理解と実践のために
著作権に関する研修・講習・授業を通じて、学校現場での対応についてお伝えしています。
これまでの研修例には、先生向け研修生徒向け授業司書向け研修などがあり、幅広いニーズに対応してきました。

国公立中学校での実践経験をもとに、現場に即した内容でご提案いたします。
学校ごとの課題やご要望に応じて柔軟に対応いたしますので、ぜひご相談ください。

研修のご依頼・ご相談は
こちらの専用ページで受け付けています。
その他のご相談などは
こちらの問い合わせページから受け付けています。

この記事を書いた人
原口直

学校著作権ナビゲーター

東京学芸大学卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。東京都公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校で勤務。元・東京学芸大学こども未来研究所 教育支援フェロー。

2020年より、学校現場での経験を活かし、机上の法律と教育現場をつなぐ「学校著作権ナビゲーター」として活動を開始。教員・教育実習生・子どもたちに向けて、著作権への理解を深める講演・情報発信・執筆活動を行っている。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)/東京学芸大学 附属学校図書館運営専門委員会 著作権アドバイザー(2025年〜)

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