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【著作権研修事例】学校保健活動における著作権~子どもを守るための知識~(京都市教育委員会)

【著作権研修事例】学校保健活動における著作権~子どもを守るための知識~(京都市教育委員会) 教職員向け学校著作権研修の紹介
教職員向け学校著作権研修の紹介
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2022年7月〜8月にかけて、京都市市教育委員会主催の京都市養護教員夏季研修会において、京都市立幼稚園・小・中・高等学校の養護教員向けに講演を行いました。

 

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研修受講者専用のウェブページを作成しました

オンライン研修も多様化してきました。
事前に動画を作成してデータを送り、教育委員会が運営する既存のポータルサイトにアップして参加者に夏休み期間に見ていただくという形式でした。

研修のテーマは「学校保健活動における著作権~子どもを守るための知識~」
著作権の基礎・学校での著作権・オンライン授業・行事・ブログ配信の留意点・授業目的公衆送信補償金制度(内、学校が知っておくべきこと)・著作権教育の実践例・学校からのよくある質問についてお話ししました。

 

併せて、京都市教育委員会さま専用サイトを作成して、資料やより詳しい内容を話している動画にアクセスしやすいようにしました。

 

京都市教育委員会専用サイト

 

著作権の知識や意識は、教科や校種・置かれている立場や関心意欲によって様々です。著作権そのもの興味がある人もいれば、行事配信の実務を知りたい人・授業実践を知りたい人もいるでしょう。
そのために、専用サイトに話の流れに沿った資料を準備して、より詳しい内容の資料や項目ごとの動画を紹介しました。

 

 

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養護教諭ならではの著作権に関する質問も

また、養護教諭という特性ならではの質問を事前にいただいていました。

保健だより

『健康教室』(東山書房)・『健』(日本学校保健研修社)に掲載されている情報の使い方について。
加えてイラストのデータとして、「いらすとや」(みふねたかし)のデータを保健だよりに使うことについて、実際にサイトを見ながら規約を確認しました。

 

肖像権に関するトラブル

変顔写真の拡散・集合写真のSNSへのアップロード・リベンジポルノ等、写真に関する問題です。
養護教諭の先生方は、子どもの心のケアを最前線で見ていたり、校内外の教員や専門家との連携の要になったりします。写真の著作権に関する「撮った側」「撮られた側」の権利について話しました。

 

 

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研修参加者の感想の紹介

参加者からの感想(一部・抜粋)

・はじめは学校保健活動と著作権について、自身に関係が深いことだとあまり捉えずにこの研修動画を見始めましたが、進めていくうちに、どうしてこんなに大事なことを今まで知らずにやっていたのだろうと心配になるほど、日常の取組に大変関わっていることだと分かりました

・普段何気なく使用しているイラストなども、児童生徒向けに使用する場合と、教職員対象の場面で使用する場合では許諾の要不要が異なることを初めて知りました。理解を深めたり、わかりやすく工夫するために様々な文献やイラストを引用する場面も多いことから、この研修を機に正しく知り、自校の教職員とも共有する機会を持ちたいと思います。

・研修をさらに深められるよう QR コード等もつけていただいていますので、そちらを活用しつつ、今できることを取り組みたいと考えています。

 

(こんな意見も複数ありました)
・画面にはご自身が映り込んで話されていたため、しんどさを感じにくかったです。ちょっとした違いだと思いますが、話されている方の姿が見えるというのはとても大事なんだと思いました。

 

 

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研修を企画した担当者の感想紹介

研修を設定したねらい通り、当初は著作権に対する認識が低かったようですが、 原口先生にご講義いただいたことで、学びや気づき、今後へ向けての意識の向上へ つなげることができている感想ばかりで、ねらいが十分に達成されたことを見取ることができます。

その後も受講者から意識や行動が変容している姿を頻繁に見聞きします。企画した者として大変満足しております。

 

 

まとめ

今回初めて養護教諭の先生方向けの動画でした。

始めは「お話しできることがあるかな…」と思いましたが、養護教諭の先生は文献やグラフから情報を得たり、それを発信したりします。また、子どもの写真やSNSトラブルでも最前線で対応に当たります。
学校のどの立場の人も、それぞれに著作物と関わっていて知識を持つ必要があると改めて感じました。

また今回は録画した動画をご提供するという形を取りました。リアルタイムに双方向でコミュニケーションを取りながらの講演も良いですが、動画の良さも感じました。

動画視聴の良さは、

・チャプターを分けられること
・気になる点は何度も視聴できること
・ながら聞きができること
・倍速で見られること

時間をかけて作った動画の先に、先生方のどのようなリアクションや表情があったのか…気にはなります。
サイトを組み合わせるという取り組みも初めてでしたが、アクセス数は一定数ありました。

このように、「誰に向けるか」「どのような方法で話すか」については、研修企画者のご希望に沿って対応します。まずは相談だけでも、お問い合わせください。

 

学校での著作権については研修・講習・授業などでお話をしています。(事例→先生向け研修生徒向け授業司書向け研修)国公立中学校での実践経験の中で培った現場目線を大切にしながら、各学校の実情やお悩みに沿って研修内容を考えます。ぜひお問い合わせください。

▶研修のご依頼・ご相談はこちらの専用ページで受け付けています。
▶その他のご相談・ご質問はこちらの問い合わせページから受け付けています。

この記事を書いた人
原口直

学校著作権ナビゲーター

東京学芸大学卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭。東京都公立中・東京学芸大学附属世田谷中に勤務。

2020年より学校勤務経験を活かして机上の法律と学校現場をつなぐ「学校著作権ナビゲーター」としての活動を開始。公立中学校の音楽科教員として教鞭をとる傍ら、教員・教育実習生・子どもに著作権への理解を深めてもらうための講演活動・情報発信・執筆活動を行っている。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)/東京学芸大こども未来研究所教育支援フェロー

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