私(原口直)が講師を務める児童生徒向けの著作権出前授業についてご案内します。
対象学年別のテーマ例、費用の考え方、講師派遣費用を抑えられる枠組み、お申込みまでの流れが分かります。
「著作権の授業をしたいが、自分で教えるのは不安」「情報モラル教育の講師を探している」という先生・ご担当者の方におすすめのページです。
児童生徒向け著作権出前授業とは?
著作権の出前授業とは、講師が学校に伺い(またはオンラインで)、児童生徒に向けて著作権の授業を行うものです。
私は2020年度から児童生徒向けの出前授業を行っており、小学生・中学生・高校生に対する授業実施経験があります。教員(中学校音楽科)として10年間の授業経験があるため、学習指導案の作成から当日の時間配分・児童生徒への声かけまで、学校の授業として成立する形でお届けできます。
GIGA端末の活用が進み、子どもたちが著作物に触れ、発信する機会は大きく増えました。「他人の著作物を許諾なしにコピペしていいのだろうか」「学校での使い方をそのまま外でやると危ないかもしれない」——そう感じたことのある先生は多いのではないでしょうか。著作権については、大人と子どもの間に知識や経験の差はほとんどありません。子どもと教員が一緒に学べる授業を大切にしています。
こんな場面でご活用いただけます
- 情報モラル教育・セーフティ教室の講師として:SNSや発信にひそむ著作権の問題を、身近な例から扱います
- 文化祭・作品展の前に:キャラクターの利用や生徒作品の扱いなど、行事の準備段階で知っておきたいことを整理します
- 教科の授業の一環として:技術・家庭科や情報科、音楽科など、学習指導要領で著作権に触れる単元に合わせた内容にできます
- 卒業を前にした学年集会で:学校の外では著作物の扱い方のルールが変わることを、進学・進級前に伝えます
対象学年別のテーマ例
授業の中身は、授業時間・対象学年・人数・ご要望に合わせて毎回組み立てています。
以下はこれまでの授業や発信内容をもとにしたテーマの一例です。この中にないテーマでもご相談ください。
小学校(中・高学年向け)
- ぬいぐるみの写真、SNSやアイコンに使っていい?——身近な「使っていい?」から考える著作権
- わたしの作品にも著作権がある——作った人の気持ちを守るルール
中学校
- SNSのアイコン・投稿と著作権——好きなキャラクターで自分を表現したいとき
- 著作権の基礎と、学校の中と外でのルールの違い
高等学校
- 発信する側になる前に知っておきたい著作権——文化祭・部活動・探究の成果発表
- 生成AIと著作権——使う前に立ち止まって考えたいこと
実際の授業の様子は、実施レポートでご覧いただけます。
▶ 学校向け(教職員および児童生徒向け)著作権研修のテーマ一覧を見る
▶ 児童生徒向け出前授業の実施レポート一覧
費用について
費用は、実施形態(対面・オンライン)、授業時間・回数、地域などに応じて個別にお見積りしています。まずはお問い合わせフォームからご相談ください。
児童生徒向け授業につきましては、ご予算に限りがある場合も、できる形を一緒に考えますので、その旨をお知らせいただければと思います。
講師派遣費用を抑えられる制度
学校や教育委員会が費用負担を抑えて著作権の授業・セミナーを開催できる枠組みがあります。いずれの枠組みでも登壇実績があります。実施を希望する場合は、それぞれの団体のサイトからお申込み下さい。
- リクエストセミナー「学ぼう!使おう!学校での著作権活用セミナー」(CRIC・著作権情報センター):授業目的公衆送信補償金制度の共通目的事業基金を用いてCRICが実施している事業で、講師への謝金や交通費などが申込者の負担なく開催できる仕組みです。児童生徒向け・教職員向けの両方に対応しています。申込みは原則として開催希望日の3か月以上前が目安とされています。
- 出張講座「JASRACラーニングスクエア」(日本音楽著作権協会):JASRACが講師を派遣する出張講座で、講師の派遣費用などをJASRACが負担する仕組みです。小学生から高校生まで対象に含まれています。
いずれも主催者(学校・教育委員会など)からのお申込みと、実施団体側の審査・講師手配を経て開催が決まる制度です。制度の利用可否・最新の募集要項・手続きの進め方は、お問い合わせの際にあわせてご相談ください。
※なお、講師として原口をご指名いただくことは可能ですが、先方の手配状況等によりご希望に沿えない場合もございますこと、あらかじめご了承ください。
これらの枠組みの詳しい活用方法は、次の記事でも解説しています。
▶ 児童生徒と教職員を対象にした著作権教育!JASRACラーニングスクエアの活用法と実例
教職員研修との同日実施もできます
「午前(または5時間目)は児童生徒向けの授業、放課後は教職員向けの研修」という同日セットでの実施も承っています。1回の来校で子どもと先生の両方に届けられるため、日程調整の負担が少なく、交通費などの経費も1回分で済みます。校内研修の計画とあわせてご検討ください。
お申込みから実施までの流れ
- お問い合わせ:問い合わせフォームまたはメールでご連絡ください。「質問や相談だけ」でも歓迎です。私と面識がなくても、ツテがなくても全く構いません。
- 内容のご相談:授業時間・対象・人数・ご要望を伺います。打ち合わせはほとんどメールで完結します。
- (必要な場合)学習指導案の作成:学習指導案と教具は、依頼者の先生にご用意いただく必要はありません。伺った条件をもとに、こちらで学習指導案(略案)を作成します。
- 内容の確認:作成した指導案やスライドをご確認いただきます。小学校の場合は、児童の実態に合わせて語彙や漢字のチェックをお願いすることがあります。
- 当日の実施:対面・オンラインのどちらにも対応しています。
よくあるご質問
Q. 何年生から対応できますか?
A. 小学校3年生から短大2年生までの実施経験があります。発達段階に合わせて語彙や事例を調整しますので、対象学年をお知らせください。低学年など、それ以外の学年についてもまずはご相談ください。
Q. 授業時間はどのくらいですか?
A. 学校の授業1コマを基本に、2コマ構成や学年集会の時間に合わせた形など、柔軟に調整できます。
Q. オンラインでの実施はできますか?
A. できます。遠方の学校や、複数教室への同時配信のご相談もお受けしています。
Q. 教員向けの研修と何が違いますか?
A. 教職員研修は「学校で著作物をどう扱うか」の判断軸をお伝えするのに対し、児童生徒向けの授業は「作る人・使う人の両方の立場から著作権を考える」ことに重心を置いています。同日にセットで実施することもできます。
まとめ:まずはご相談ください
著作権は「してはいけないこと」を覚える学習ではなく、作る人の気持ちと使う人の工夫を知り、これからの発信や創作を豊かにするための学びだと考えています。いたずらに恐れるのではなく、正しく知って正しく使う——その第一歩を、子どもたちと一緒に踏み出すお手伝いができれば幸いです。
「うちの学校の場合はどうなるか」という段階のご相談も歓迎です。お気軽にお問い合わせください。

