2024年1月、長野市立朝陽小学校の職員研修において講師を務め、「学校における著作権の諸問題」をテーマに講演を行いました。
講演は70分にわたりオンラインで行われ、双方向コミュニケーションツールAhaSlides(アハスライド)を用いて楽しく進めていきました。
今回はJASRAC(日本音楽著作権協会)主催「出張講座JASRAC ラーニングスクエア」の制度を使った研修でした。
出前講座の制度や申込み方法については「学校で使える!「出張講座JASRACラーニングスクエア」の活用法と事例紹介」で詳しく解説しています。
お得な制度ですので、著作権研修に興味のある皆さんはご検討下さい。
研修の内容
研修では、著作権の基礎から始まり、学校での著作権の扱い、オンライン授業や行事配信の際の注意点、授業目的公衆送信補償金制度、著作権教育の実践例に至るまで、幅広いテーマを取り上げました。
(引用:「長野市立朝陽小学校主催の講座「学校における著作権の諸問題」が開催されました」(JASRAC))
受講者
研修には、長野市立朝陽小学校の教職員で、23名が参加されました。
受講者参加型の研修内容
今回の研修は、双方向コミュニケーションツールAhaSlides(アハスライド)を用いた受講者参加型とし、受講者と交流しながら講義を進めていきました。
本題に入る前にアイスブレイクでは、アハスライドのアンケート機能や言葉の入力・スケールの機能を体験していただきました。
教育現場での著作権の重要性
講演では、最近の報道を例に挙げ、教員による著作権侵害の事例やその影響について解説しました。
特に、「いらすとや」の利用ガイドラインを参照しながら、教育現場での著作物の適切な使用方法について深く掘り下げました。このような実例を交えることで、著作権の知識と意識の向上を図りました。
研修を企画した担当者の感想紹介
今回ご依頼いただいたきっかけは教科書の出版社さんからのご推薦でした。
研修の感想
「常日頃から、職員室の中に著作権に詳しい職員が数人いれば何とかなるという思いをもっている職員が多くいると感じていました。そんな中、原口先生から『誰かが知っていればいいのではなく、全員知らなくては』というお言葉があり、とてもありがたく感じました。基本的な話だけでなく、学校現場で必要な知識、事例を提示してくださり、身近なことなんだと実感した職員も多くおりました。」
研修参加者の感想の紹介
「子どもたちに教えるために、まずは自分が著作権について知ることが大切だと思いました。」
「何事もきっかけが必要だと思いました。著作権は知れば知るほど難しくて危険な物だと思うのと同時に、知っていれば怖くないものだと思います。子ども達にも「著作権」を知るきかっけを作って、少しでも気にしてもらえるといいと思いました。」
「フリーイラストをよく使いますが、利用規約をしかり読んだことがなかったので、これからはしっかり確認しようと思います。子どもが描いた作文や絵などを「学年だより」に掲載するときも確認しようと思います。」
今回の出前授業についてのJASRACによる詳細なレポートはこちらをご覧ください。
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