【研修事例】学校での著作権(主催:上田市教育委員会)

教職員向け学校著作権研修の紹介
教職員向け学校著作権研修の紹介
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開催年月:2025年8月/開催形式:オンライン/参加人数:約250名
主催団体:上田市教育委員会
研修イベント名:夏期情報教育研修会
研修テーマ:学校での著作権

 

2025年8月、上田市教育委員会主催の夏期情報教育研修会で講師を務め、「学校での著作権」をテーマにお話ししました。

 

なお、今回はJASRAC(日本音楽著作権協会)主催「出張講座JASRAC ラーニングスクエア」の制度を使った研修でした。出前講座の制度や申込み方法については「学校で使える!「出張講座JASRACラーニングスクエア」の活用法と事例紹介」で詳しく解説しています。

児童生徒と教職員を対象にした著作権教育!JASRACラーニングスクエアの活用法と実例
「出張講座JASRACラーニングスクエア」は、児童生徒向けの著作権教育から教職員研修まで幅広く対応!講座の魅力や実施例、費用負担なしで利用できるポイントを詳しく解説します。学校全体で著作権の理解を深めるチャンスをお見逃しなく。

 

 

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研修の全体像(上田市の教職員向け)

受講者と研修スタイル

今回は、上田市の教職員の皆様、約250名を対象とした70分間のオンライン研修でした。

私の研修では、参加者との対話を重視しています。今回も、双方向コミュニケーションツール「AhaSlides(アハスライド)」を活用し、リアルタイムの投票や質問を受け付けながら進める参加型形式をとりました。

研修の冒頭では、まずツールの機能に慣れていただくためのアイスブレイクを実施し、楽しみながら学べる雰囲気づくりを心がけています。

上田市のおいしいものを伺ってみました。

 

 

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研修の具体的な内容(上田市の教職員向け)

 

今回取り上げた主なトピック

日々の授業づくりや校務に直接役立つ情報を提供するため、以下のトピックを中心にお話ししました。

  • 著作権の基礎:そもそも著作権とは何か、どんなものが「著作物」にあたるのかといった、判断の土台となる基本を解説しました。
  • 学校での著作権:学校という教育機関だからこそ認められている権利の範囲と、その注意点について具体例を交えて説明しました。
  • オンライン授業や行事配信の留意点:GIGAスクール構想で活用が進むオンラインでの活動に焦点を当て、対面授業との違いや保護者への配信における注意点を整理しました。
  • 授業目的公衆送信補償金制度(SARTRAS)のポイント:多くの先生方が活用されているSARTRASについて、その仕組みと「できること・できないこと」を明確にしました。
  • 著作権教育の実践例:児童生徒に著作権を教える際のヒントとなるような、授業での実践例をご紹介しました。
  • 学校からのよくある質問と回答の紹介:全国各地の研修でいただく質問の中から、特に共通するお悩みを取り上げ、解決策を共有しました。日々の業務でよく使われる「いらすとや」さんのようなフリー素材の適切な利用方法にも触れました。
  • 質疑応答:参加者の皆様からリアルタイムで寄せられた質問に、その場でお答えしました。

「できない」理由を探すのではなく、「こうすればできる」を見つける。そのために、現場で“すぐに使える”具体的な解決策を中心にお話ししました。

 

研修のポイント

今回の研修で最もお伝えしたかったのは、「著作権は、児童生徒の学びを豊かにするために、正しく理解し、創造的に活用するためのルールである」ということです。

著作権を「怖いもの」「難しいもの」と捉えて萎縮してしまうのではなく、基本的なルールと授業目的公衆送信補償金制度のような便利な制度を味方につけることで、先生方が安心して授業・校務に打ち込めるようになることを目指しました。知識を武器に、より質の高い教育活動を展開していただくための後押しができたなら幸いです。

 

 

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参加者の声と今後の展望(上田市の教職員向け)

研修主催者の声

研修後、主催者である上田市教育委員会のご担当者様から、次のような温かいコメントを頂戴しました。

「非常にわかりやすくとても丁寧に、でもメリハリもあり素晴らしい内容であったと思います」

 

教育の最前線に立つ先生方のお役に立てたこと、そして研修の進行を評価いただけたことを、大変光栄に思います。

 

さいごに

この度は、上田市の先生方にお話しできる貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。 今回の研修が、先生方の日々の教育活動の一助となれば幸いです。今後も、教育現場のニーズに寄り添った情報提供に努めてまいります。

学校における「著作権」の正しい理解と実践のために
著作権に関する研修・講習・授業を通じて、学校現場での対応についてお伝えしています。
これまでの研修例には、先生向け研修生徒向け授業司書向け研修などがあり、幅広いニーズに対応しています。

国公立中学校での実践経験をもとに、現場に即した内容でご提案いたします。
学校ごとの課題やご要望に応じて柔軟に対応いたしますので、ぜひご相談ください。

研修のご依頼・ご相談は
こちらの専用ページで受け付けています。
その他のご相談などは
こちらの問い合わせページから受け付けています。

この記事を書いた人
原口直

学校著作権ナビゲーター

東京学芸大学卒業後、大手芸能プロダクショングループ勤務を経て音楽科教諭に。東京都公立中学校および東京学芸大学附属世田谷中学校で勤務。元・東京学芸大学こども未来研究所 教育支援フェロー。

2020年より、学校現場での経験を活かし、机上の法律と教育現場をつなぐ「学校著作権ナビゲーター」として活動を開始。教員・教育実習生・子どもたちに向けて、著作権への理解を深める講演・情報発信・執筆活動を行っている。

音楽文化事業に関する有識者委員会委員(JASRAC)/共通目的事業委員会専門委員(SARTRAS)/東京学芸大学 附属学校図書館運営専門委員会 著作権アドバイザー(2025年〜)

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