学校の著作権担当になったら読むページ|最初の一歩から校内研修まで

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「著作権担当」「情報教育担当」に指名されたけれど、何から手をつければいいかわからない。

4月の異動・着任のタイミングで、そうした声をたくさんいただきます。
このページでは、学校著作権ナビの記事を「読む順番」でご案内します。上から順に読み進めていただければ、学校の著作権の全体像がつかめるようになっています。

 

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ステップ1:まず全体像をつかむ

最初に押さえたいのは、「学校の著作権で何が問題になりやすいのか」という全体像です。

細かいルールの前に、まずは大きな地図を手に入れましょう。以下の2つの記事で、学校著作権の主要なテーマをひと通り見渡すことができます。

【教職員向け】学校の著作権がこれだけでわかる|授業・行事・生成AIの要点まとめ
教職員向けに、授業や行事で必要な著作権知識を短時間で学べる動画・記事を厳選紹介。教育現場での対応力を高める実践ガイド。
教員が知っておきたい著作権の基礎ー学校現場での「困った」をスッキリ解消
学校での著作権利用はどこまで認められるのでしょうか。著作権法第35条による教育目的の例外、私的利用(第30条)との違い、ドリルのコピーや運動会動画の配信など現場のQ&Aをわかりやすく解説します。

 

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ステップ2:第35条とSARTRASを押さえる

全体像をつかんだら、次に知っておきたいのが著作権法第35条(授業の過程での著作物利用を認める規定)とSARTRAS(授業目的公衆送信補償金制度)です。

この2つは、学校での著作物利用の「根拠」にあたる部分です。「授業でコピーしていいのはなぜか」「オンライン授業で教材を配信するにはどうすればよいか」という問いに答えるための土台になります。

著作権法第35条をわかりやすく解説|学校教育で許諾が不要になる条件とは
著作権法第35条は、授業の過程での著作物の複製・公衆送信を一定の条件のもとで認める規定です。条文の意味、2018年改正でSARTRASが生まれた背景、「授業」の定義まで、学校教員向けにわかりやすく解説します。
SARTRASとは?授業目的公衆送信補償金制度をわかりやすく解説【教員向け】
SARTRASとは、オンライン授業や行事配信を許諾不要で行うための授業目的公衆送信補償金制度を管理する協会です。誰が補償金を払うのか・金額はいくらか・自分の学校は対象かを、教員向けにわかりやすく解説します。
【オンライン授業・行事配信に不可欠】学校・自治体がSARTRASに補償金を支払済か確認する方法
今日はSARTRAS(授業目的公衆送信保証金等管理協会)が発表した「申請済教育機関設置者・教育機関の名称」についてお話しします。SARTRASの仕組みやこの団体については、以下の動画をご覧下さい。【教員のための著作権解説】SARTRAS(授...

ポイントは、ご自身の学校(または自治体)がSARTRASの補償金を支払い済みかどうかを確認しておくことです。これを把握しているだけで、校内からの問い合わせに対応しやすくなります。

 

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ステップ3:「先生がやりがち」な場面を知る

制度の基本がわかったら、次は「現場でどんな場面が問題になりやすいか」を知っておきましょう。

著作権の知識は、「知っていれば避けられた」という場面で最も力を発揮します。以下の記事では、教職員が気づかないうちにやってしまいがちなケースを具体的に紹介しています。

先生がやりがちな著作権違反(授業と部活・職員会議・研究会の違いとは)
教員が著作権についてよく分からない、これは当たり前のことです。学習指導要領に知的財産権(著作権)が載ったのは、平成20年3月の告示の学習指導要領からです。それまでは小・中・高校の学習指導要領にありませんでしたので、その時に学んだ人は著作権に...
学校だよりの著作権|イラスト・新聞記事・引用で注意すべき3つのポイント
学級だより・保健だよりなど「●●だより」に使うイラスト・新聞記事・歌詞の著作権について解説。適法な引用の条件、著作権フリー素材の注意点、著作権侵害を防ぐ3つの対策を現場ですぐに活かせる形で整理します。

「こういう場面は注意が必要なんだ」と知っておくだけで、日常的な判断がぐっと楽になります。

 

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ステップ4:校内で著作権を広める

ここまで読めば、著作権担当としての基礎知識は十分に身についています。

次の課題は、「自分だけが知っている」状態から「校内に広める」段階へ進むことです。職員会議での共有、校内研修の企画、日常の声かけなど、方法はさまざまです。

校内で著作権を広めるコツ|「学校はコピーOK」の誤解と5つの伝え方
著作権研修で得た知識を職員室にどう広めるか。「立ち位置」「伝え方」「考え方」の3観点で、自分ごと化・個への寄り添いなど5つの工夫を解説します。「学校はコピーOK」という誤解への対応も含めた実践的な内容です。
著作権をもっと詳しく学びたい教員へ|文化庁・CRIC・SARTRASの使い方
教員が著作権を学ぶための3つのルートを整理しました。文化庁・CRIC・SARTRASの役立つページ、JASRACの学校向けリソース、無料で使える外部研修の申し込み方法まで、「もっと詳しく知りたい」に答えます。

大切なのは、「正しく伝える」ことだけでなく、「一緒に考えましょう」という姿勢で校内に広げていくことです。著作権担当は取り締まる役ではなく、学校全体で著作物を正しく使うための相談窓口のような存在だと考えていただけると、気持ちが楽になるかもしれません。

 

ステップ5:もっと深く学びたくなったら

ここまでの記事で基本的な流れはカバーできています。さらに詳しく知りたいテーマがあれば、以下のページから探してみてください。

学校著作権について調べるならここから——サイトの使い方とおすすめ記事
学校著作権ナビへようこそ。著作権法第35条・SARTRAS・生成AIと著作権など、テーマ別に記事を探したい方・何から読めばいいか迷っている方はこちらからどうぞ。サイトの使い方とおすすめ記事を紹介します。
学校向け著作権研修・出前授業|テーマ別の内容紹介と実績一覧
学校向け著作権研修・出前授業のテーマ別ご案内。教職員・管理職・養護教諭・栄養教諭・学校司書・児童生徒など受講者に合わせた内容で、研修事例は200件以上。内容・時間・形式はすべてカスタマイズ可能。JASRACラーニングスクエア等の制度活用もご案内できます。JASRAC有識者委員・SARTRAS専門委員の原口直が講師を務めます。

 


著作権担当に指名されると、最初は「自分に務まるだろうか」と不安に思うこともあるかもしれません。しかし、こうして一つずつ学んでいこうとしている時点で、すでに大きな一歩を踏み出しています。

このサイトが、学校での著作権対応に取り組む先生方の力になれればうれしいです。