養護教諭の日常には、著作権と向き合う場面が想像以上にたくさんあります。ほけんだよりに使うイラスト素材、保健指導での教科書の引用、保健室に飾るキャラクターポスター——こうした場面を専門的に扱った参考資料は、実はほとんど存在しませんでした。
このたび、雑誌『健』(日本学校保健研修社)に養護教諭向けの著作権連載(全2回)を寄稿しています。前編は7月号に掲載されました。後編は来月号に掲載予定です。
この記事では連載の概要と、関連するコンテンツをご紹介します。
連載の内容
前編(7月号掲載):著作権の基本と第35条
前編では、学校現場で関わる主な著作権の規定を、養護教諭の業務に引き寄せて整理しました。
重要なのは、著作権法第35条(授業の過程での著作物の利用を認める規定)の存在です。この規定により、養護教諭も「教育を担任する者」として、一定の条件のもとで複製等の行為が認められています。しかし適用には要件があり、すべての業務に無条件に使えるわけではありません。
また、前編では「現場でよくある誤解」にも触れています。たとえば「個人で使う分には問題ない」という感覚は多くの先生がお持ちですが、著作権法第30条(私的使用のための複製)は、学校での業務利用には適用されないとされています。こうした誤解が解消されると、日常の判断がひとつ楽になるでしょう。
後編(来月号掲載予定):実践Q&A ― 学校のリアルな場面
後編では、学校現場に即した場面をQ&A形式で取りあげる予定です。
前編で整理した条文の知識を、実際の場面にあてはめていく構成です。後編が掲載されましたら、このページも更新します。
関連する記事・動画
本連載のテーマに関連するコンテンツを、学校著作権ナビでも公開しています。
▼著作権法第35条とSARTRASについて

▼学校だよりと著作権

▼学校行事と著作権

▼引用(第32条)の考え方

養護教諭向けの著作権研修をご検討の方へ
「連載を読んで、もっと詳しく知りたくなった」「養護部会の研修で著作権をとりあげたい」——そのような場合は、ぜひご相談ください。
養護教諭の皆さんが日常的に直面する場面に即した研修をお届けしています。著作権の知識が、日々の業務をもう少し楽にするきっかけになれば幸いです。
よくある質問
Q. 連載はウェブ上で読めますか?
『健』(日本学校保健研修社)の掲載記事です。詳しくは発行元のウェブサイトをご確認ください。バックナンバーの購入案内もそちらに掲載されています。
Q. 養護教諭部会・学校保健会への研修もお願いできますか?
はい、承っております。グループへの研修・出前授業など、規模や形式を問わずご相談ください。お問い合わせページよりどうぞ。
